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リッチェル、販売実績システムを刷新しBIソフトを導入、3500種を超える製品の売上を可視化

2019年9月4日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ベビー・ペット・家庭用品メーカーのリッチェル(本社:埼玉県さいたま市)は、販売実績システムの情報活用基盤として、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトの「WebFOCUS」を導入した。3500アイテムを超える多種多様な製品の売上を可視化した。第1次フェーズは2019年4月にカットオーバーし、運用を開始した。アシストが2019年9月4日に発表した。

 リッチェルは、家庭用品、ペット用品、ベビー用品、ライフケア用品、園芸用品や業務・環境・エクステリア用品など、樹脂をメインとした3500アイテム以上の製品を企画・開発、製造、販売している。2018年秋に基幹システムを刷新しており、次のステップとして販売実績システムの刷新を検討してきた。

 これまで活用してきたレポーティング・分析機能は、スクラッチで開発したシステムである。長期間使っているうちに、機能追加や変更によってシステムが複雑化していた。さらに、開発担当者の交代などによってブラックボックス化が進んでおり、新しい分析の切り口を追加することが難しくなっていた。

 こうした経緯で、販売実績システムに付帯するBIソフトを検討し、WebFOCUSを選定した。選定要件として、旧システム機能を踏襲しながら新しい機能を追加できること、ユーザー数に依存しないライセンス体系によって全社員(約350人)で利用できること、ポータル機能によって必要な人に必要な情報だけを表示できること、などを設定した。

 新販売実績システムは、2019年4月に運用を開始した。構築にあたっては、アシストの導入・構築支援プログラムを利用した。環境構築から開発、テスト、運用開始までに要した期間は3カ月である。また、支援プログラムを流用した内製化によって、別のレポート開発への横展開も進めている。

 第1次カットオーバーでは、製品売上に関する、従来にはなかった切り口での各種分析、営業部門に向けた売上状況についての速報提供などを実現。今後は、販売実績システムに加え、生産管理システムでのデータ活用もWebFOCUSで実装する。また、Microsoft Accessなどで自社開発してきたシステムについても、WebFOCUSに順次移行し、社員の利便性を高める。

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