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ALSI、情報漏洩対策ソフト「InterSafe ILP」新版、DBファイルも暗号化可能に

2019年9月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アルプス システム インテグレーション(ALSI)は2019年9月24日、情報漏洩対策ソフト製品群の新版「InterSafe ILP Ver. 6.8」 を発表した。同日販売を開始した。新版では、これまで未対応だったデータベースファイルやアプリケーションのデータファイルなども暗号化できるようにした。稼働OSは、Windows Server 2008 R2/2012/2016/2019。

 アルプス システム インテグレーション(ALSI)の「InterSafe ILP」は、情報漏洩対策ソフト製品群である。クライアントPCからの情報漏洩を防止するための機能群を提供する。

 ファイル自動暗号化ソフト「InterSafe FileProtection」、外部デバイスへのデータの持ち出しを制御するソフト「InterSafe DeviceControl」、データの持ち出し/持ち込みの申請ワークフローソフト「InterSafe WorkFlow」、セキュリティ機能付きUSBメモリー作成ソフト「InterSafe SecureDevice Ultimate」などを用意している。

 新版では、ファイルの自動暗号化機能を強化した。フォルダ内のファイルを自動で暗号化する機能を標準で実装した。これにより、暗号化の対象となるアプリケーションを拡大した。フォルダのイベント検知と定期的な巡回によって、頻繁にデータが更新されるファイルなどを自動で暗号化できるようにした。

 暗号化機能を強化した背景として同社は、企業が利用するアプリケーションの種類は増え続けており、暗号化対象のファイルの種類が増えているという状況を挙げる。「ファイルの自動暗号化は、利用するすべてのファイルを暗号化することが理想である。しかし、CADデータや読み書きの頻度が高いデータベースファイルなどに対応することは困難だった」(同社)という。

 新版では、暗号化済みのファイルに対する全文検索機能も追加した。従来は、暗号化したファイルの内容を復号して検索することはできなかった。新版では、Windowsで通常の全文検索を実施するときと同じ手順で暗号化済みのファイルの全文検索が可能となった。

 Windowsアップデートに起因するトラブルを回避する機能も追加した。一般的なファイル暗号化ソフトでは、Windowsアップデートのタイミングでトラブルが発生することがある。新版では、問題発生の可能性がある場合に、Windowsアップデートの自動実施を止めるといったコントロールができるようになった。

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