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クラスキャット、ディープラーニングによる画像処理モデル群「ClassCat Eager-Brains v2.0」

2019年10月7日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

クラスキャットは2019年10月7日、ディープラーニング(深層学習)の学習済みモデルとして、画像処理分野で利用できる人工知能コレクション「ClassCat Eager-Brains v2.0」を発表した。同日提供を開始した。ディープラーニング用ライブラリとして、TensorFlow 2.0を利用している。Linux(Ubuntu Server)上で動作する。価格はオープン。

 ClassCat Eager-Brainsは、ディープラーニング(深層学習)の学習済みモデルである。すぐに利用できる“人工知能コレクション”として提供する。今回提供する人工知能コレクションは、画像処理モデルや、画像生成・画像変換を行なうGAN(敵対的生成ネットワーク)モデルが中心である。GANを使うと、訓練データセットの特徴を人工知能が学習し、その特徴から新しい有用な画像データを生成できる。

 画像処理モデルの例に、登録しておいた物体が写っているかどうかを検出するモデルや、画像の中にある顔を検出するモデル、写っている人物のポーズを推定するモデル、などがある(表1)。GANの例に、存在しない顔や街並みの風景などを1から生成したり、低解像度の画像を補完して高解像度に変換(超解像)したり、といったモデルがある。

表1:ClassCat Eager-Brains v2.0で提供する学習済みモデル
画像処理モデル
物体検出モデル
セマンティック・セグメンテーション
医療画像処理
顔検出モデル
人物ポーズ推定
オプティカルフロー推定
画像・動画分類
GANモデル
DCGAN
超解像(SRGAN)
Cycle GAN
Pix2Pix
StarGAN
ACGAN

 また、学習済みモデルの提供にあわせ、ディープラーニング活用したシステム開発などを支援するサービスも提供する。ユーザー企業は、学習済みモデルや支援サービスを活用することによって、人材を確保することなく、TensorFlow 2.0ベースの人工知能サービスを開発できるとしている。

 支援サービスのメニューとして、「人工知能研修サービス(経営者層向けオンサイト研修)、「テクニカルコンサルティング・サービス」、「実証実験(プロトタイプ構築)」、「アプリケーションへの実装」、などを用意している。

 なお、TensorFlow 2.0は米Googleがオープンソースとして公開しているディープラーニングのフレームワーク(ソフトウェア開発ライブラリ)であるTensorFlowの最新バージョンである。2019年10月1日にリリースされている。新版では、使いやすさを重視している。

 

 

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