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リコーとシスコ、複合機とネットワーク機器を連携、複合機の操作でFree Wi-Fiアカウントを発行

2019年10月7日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

リコーとシスコシステムズは2019年10月7日、共同開発案件として、リコーの複合機とネットワーク機器を一元管理する「RICOH 共通ステータスダッシュボード for Cisco Meraki」と、ワンボタンでゲストWi-Fiアカウントを発行できる「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」を発表した。グローバルでの提供を目指し、まずは日本市場においてユーザー先での検証を進め、2020年初旬に提供を開始する。

 リコーとシスコシステムズは、2019年2月に戦略的グローバル提携を締結している。これに基づき、両社合同の専属チームが、マーケティング活動を通して2つの製品を開発した。いずれも、リコーの複合機と、シスコシステムズのネットワーク製品でクラウドベースで管理できる「Cisco Meraki」を連携させたものである。

 開発した製品の1つ「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」は、リコーの複合機とCisco Merakiの連携によって、ワンタイムパスワードを自動で生成する製品である。無線LAN(Wi-Fi)のゲストアカウントを、事前に登録することなく、複合機の操作パネル上でワンボタンで発行できる(画面1)。

画面1:「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」の画面。複合機からボタン1つでFree Wi-Fiアカウントを発行できる(出典:リコー、シスコシステムズ)画面1:「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」の画面。複合機からボタン1つでFree Wi-Fiアカウントを発行できる(出典:リコー、シスコシステムズ)

 協業の背景について両社は、企業への訪問者に対してWi-Fiのゲストアカウントを提供することが一般化しているという動きを挙げる。「現状では、ゲストごとに利用者情報を登録し、個別にゲストアカウントを提供している。このため、ゲストアカウントの登録作業の負荷を軽減して効率化することが課題だった。また、固定のパスワードをゲスト用に配布しているケースもあり、セキュリティの観点から懸念があった」(両社)。

 開発したもう1つの製品「RICOH 共通ステータスダッシュボード for Cisco Meraki」は、リコーの複合機とCisco Merakiを連携し、ネットワーク機器の帯域量/マップ位置情報や、リコーの複合機の出力枚数/消耗品残量/機器などを1つのWeb画面上で一元管理できる製品である。

 リコーは、上記の2つの製品をグローバルに順次展開する。また、ユーザーが導入しやすいように、複合機とCisco Meraki本体、協業サービスをワンパッケージ化して提供する。なお、リコーは、Cisco Merakiの機器保守メニューを日本全国で提供する。リコーはまた、IT管理者がいないユーザーを対象にネットワーク環境の構築・保守・運用・監視を代行するアウトソーシングサービス「ITKeeper リモートネットワークサービス」を提供している。

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