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ウィルグループ、派遣社員管理のDBに「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」を採用

2019年11月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

人材サービス事業を営むウィルグループは、派遣社員管理システムのデータベース基盤として「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」を採用した。2020年までに現在のオンプレミスのシステムをOracle Autonomous Data Warehouse Cloudに移行する。現状で65%の「守りのIT」投資を、2023年度には50%まで下げる。日本オラクルが2019年11月6日に発表した。

 ウィルグループは、2016年7月に新しい基幹システム「派遣社員管理システム」を稼働させた。派遣スタッフの管理、顧客企業から提示される仕事内容の管理、両方をマッチングする機能などを備える。契約管理、勤怠管理、給与管理なども行い、現在約2万人の社内外のスタッフが常時利用している。

 派遣社員管理システムは現在、オンプレミスで稼働している。少人数のIT部門が運用を担当しており、トラブル対応やベンダー管理に多くのITリソースをかけている。こうした背景から、運用管理の工数をかけずに安定した性能で動き続けるシステム基盤への移行を検討した。

 Oracle Databaseのユーザーだったウィルグループは、構築、運用管理にリソースをかけずにデータベースを利用できる「Oracle Autonomous Database」の検証を実施した。既存システムをOracle Autonomous Data Warehouse Cloudに移行する検証を行った。

 本番に近いデータ量と環境で数種類のテストを実行したところ、特定のワークロードではオンプレミスと比較して10倍以上の性能が得られた。さらに、想定以上に手をかけずに移行が可能であることを確認した。これらを評価し、Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudの採用を決めた。

 なお、Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudは、Oracle Exadataを基盤とした、DWH(データウェアハウス)用途のデータベースサーバーである。クラウド型で提供する。自律型で動作する運用管理機能を備えている。

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