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アズビル、BI「SAP BusinessObjects」で業績管理システムとグローバル連結決算システムを刷新

2019年11月20日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

計測制御機器メーカーのアズビルは、グループの基幹システムをSAP ERPに統一するプロジェクトを推進している。今回、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「SAP BusinessObjects」を導入し、グループ向けの業績管理システムとグローバル連結決算システムを刷新した。BIテンプレート「KPIMart」を提供したJFEシステムズが2019年11月20日に発表した。

 計測制御機器メーカーのアズビルは、海外事業の強化に向けて、グループの基幹システムをSAP ERPに統一するプロジェクトを推進している。現在では、本社および国内、タイ、韓国の子会社計5社で導入が完了している。

 今回、BIソフト「SAP BusinessObjects」を導入し、グループ向けの業績管理システムとグローバル連結決算システムを刷新した。

 業績管理システムの刷新にあたっては、BIテンプレートのKPIMartを、業績レポート出力およびデータ加工のテンプレートとして活用した。これまで1カ月を要していた実績データの把握が日次で確認できるようになった。さらに、見込・実績管理の精度が向上した。SAP ERPの導入が完了したグループ5社に順次展開しており、現在約340人が活用している。

 グローバル連結決算システムの刷新にあたっては、これまで手作業で行っていた連結子会社からの決算データの抽出・加工・連携をシステム化し、連結決算業務の効率化を実現した。

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