アンタスは、RRA(ロボットによる業務自動化)の仕組みを開発して導入するSIサービスを提供すると発表した。ユーザーの業務に合わせて、Windowsアプリケーションを人に代わって自動で操作するシステムを開発する。建設CADなどの業界特化型のアプリケーションに対応できる。
アンタス(本社:北海道札幌市)は、ユーザーの業務に合わせてRPAシステムを開発するSIサービスを提供する。元々は、建設業のユーザーの要望で、CADアプリケーションの操作を自動化した事例がある。この経験を生かして、業界特化型のアプリケーションに対応できるRPAシステムの構築サービスを開始した(図1)。
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RPAの仕組みは、アンタスが自社で開発した。特徴は、画像認識型ではなく、Windowsアプリケーションのオブジェクトを認識して、外部からWindowsアプリケーションを直接操作できることである。.NET Frameworkベースのアプリケーションのオブジェクトにアクセスし、データを取得したり操作したりできる。
画像認識型ではないことから、画面のサイズや解像度の制約を受けることなく、Windowsの操作を自動化できる。これに対して、国内で主流となっているRPAは画像認識型であり、画面上のマウスの動きを記録して自動化するものが多いとしている。画像認識型の場合、画面の解像度やディスプレイのサイズが異なる環境では同じ動作ができないという課題があった。
アンタスでは、長年使用してきた独自開発システムや、開発元がすでにメンテナンスできないアプリケーションなど、これまでRPAによる対応が難しかった作業も自動化できる、とアピールしている。また、AI(人工知能)を活用し、人の判断も自動化できるとしている。
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