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日立ソリューションズ、アクセス元が人間かボットかをAIで判別する「PerimeterX」を販売

2019年12月12日(木)IT Leaders編集部

日立ソリューションズは2019年12月11日、アクセス元が人間かボットかをAIで判別するクラウドサービス「PerimeterX Bot Defender」(開発元:米PerimeterX)を発表した。ECサイトでのボットによる商品の買い占めなどを防ぐことができる。2019年12月12日から提供する。

 PerimeterX Bot Defenderは、AIがアクセス者の操作方法や利用端末の情報などを分析し、アクセス元が人間かボット(インターネットで様々なタスクを自動で実行するプログラム)かどうかを高精度に判別するクラウドサービスである(図1)。これにより、ボットを利用したECサイトでの買い占めやアカウントの乗っ取りなどを防止できる。米Shiekh ShoesのECサイトでは、99%以上のボットアクセスを遮断したという。

図1:「PerimeterX Bot Defender」の概要(出典:日立ソリューションズ)図1:「PerimeterX Bot Defender」の概要(出典:日立ソリューションズ)
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 従来、企業はアクセス元が人間であることを証明するために、文字入力や画像選択を強制する「CAPTCHA」(人間による操作・入力であることを確かめるために行われるテスト)を活用していた。しかし、この方法では、すべてのアクセスにCAPTCHAを用いたテストを強要することになるため、顧客に負担をかけてしまっていた。

 これに対して、PerimeterX Bot Defenderの場合、ボットと思われるアクセスに限ってCAPTCHAを表示できる。ボットではない人間に対してはCAPTCHAを表示しない。これにより、ユーザーの利便性を損なうことなく、Webサイトを安全に運営できるようになる。

 導入効果として、ECサイトにおいてボットが商品を買い占めてしまう現象を防止できる。これにより、ECサイトの正規の利用者に対して、適正な価格で商品を提供できるようになる。また、ボットによるアカウントの大量作成を防ぐことができるので、新規会員登録特典やポイントの不正取得を防止できる。分析データの質も改善できる。

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