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国際石油開発帝石、基幹システムのSAP S/4HANA移行に伴う影響を検証

2020年1月9日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

石油・天然ガスを開発している国際石油開発帝石(INPEX)は、デジタル変革の第1歩として、既存の基幹系業務システムをSAP S/4HANAに移行する際の影響を調査・検証した。検証では、本番環境をSAP S/4HANA上で再現することによって、影響する箇所を可視化した。アビームコンサルティングが2020年1月9日に発表した。

 国際石油開発帝石(INPEX)は、基幹システムをSAP S/4HANAに移行するにあたり、システム移行の影響を調査した。アビームコンサルティングが提供するシステム移行支援サービス「ABeam Cloud Conversion Express Factory for SAP S/4HANA」を活用し、具体的な移行方式を検証した。

 システム移行支援サービスでは、各種業界の基幹システム移行プロジェクトの知見を持つアビームコンサルティングの専門チームが、システム移行時に発生するカスタマイズやデータの変換作業を、あらかじめ定型化した手順に沿って検証する。

 今回のINPEXの検証プロジェクトでは、アビームコンサルティングが提供するクラウド基盤「ABeam Cloud」上にINPEXの本番環境のコピーを構築し、検証作業を実施した。これにより、業務プロセスへの具体的な影響を特定し、移行による業務インパクトを可視化した。

 INPEXでは、「現行環境をSAP S/4HANA環境上で再現することで、SAP S/4HANA移行による業務影響を具体的に示すことができた」と評価する。今後は、SAP S/4HANA化によってどのようにビジネス価値を向上できるのかを識別する、としている。

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国際石油開発帝石 / エネルギー / SAP ERP / S/4HANA

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