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アラヤとモルフォ、AI推論モデルをIoTエッジ向けに30分の1に圧縮・軽量化する「Pressai」を共同開発

2020年1月16日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アラヤとモルフォは2020年1月16日、ディープラーニング(深層学習)のAIモデルを自動で圧縮して軽量化するソフトウェア「Pressai(プレッサイ)」を共同で開発すると発表した。元のAIモデルと同水準の精度を維持したまま、演算量を最大で約30分の1に圧縮するとしている。同年3月からアラヤを窓口に販売する。価格は個別見積もり。

 アラヤとモルフォが共同開発する「Pressai(プレッサイ)」は、ディープラーニングのAIモデルを自動で圧縮して軽量化するソフトウェアである(図1)。元のAIモデルと同水準の精度を維持したまま、演算量を最大で約30分の1に圧縮できるとしている。画像認識などに用いる畳み込みニューラルネットワーク(CNN)が圧縮の対象となる。

図1:エッジデバイス向けにAIモデルを圧縮して軽量化する(出典:アラヤ、モルフォ) 図1:エッジデバイス向けにAIモデルを圧縮して軽量化する(出典:アラヤ、モルフォ)
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 AIモデルを軽量化することで、IoTエッジデバイスにおいて、これまでよりも高速かつ低消費電力でAIモデルを利用した推論を実行できるようになる。

 Pressaiでは、圧縮技術として、アラヤの独自手法をはじめ、複数の手法を組み込んでいる。圧縮の後段では、モルフォのディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro」を利用してCPU処理を最適化する。

 なお、SoftNeuroは、モルフォが開発したディープラーニング推論エンジンである。多くの環境上で極めて高速に動作するとしている。汎用的な推論エンジンとして、画像認識に限らず、音声認識やテキスト解析などにも利用できる。

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