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富士通、同社製ルーター機器をクラウドから一元管理できる管理ポータル「NXconcierge」

インターネットブレイクアウトも設定可能

2020年2月13日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通は2020年2月13日、同社のルーター/スイッチ機器をクラウド上で統合的に管理できる管理ポータルサービス「FUJITSU Network NXconcierge(エヌエックスコンシェルジュ)」を発表した。インターネットブレイクアウトの設定機能もオプションで提供する。同日提供を開始した。販売目標は、2022年度末(2023年3月期)までに60億円。

 FUJITSU Network NXconciergeは、富士通のルーター/スイッチ機器をクラウド上で統合的に管理できる管理ポータルである。管理ポータル上では、機器の統合管理ができるほか、ルーターやスイッチの設定を変更できる。ポータル上で変更した設定を、実際のルーターやスイッチに反映できる。

 機器の統合管理や標準的な設定変更ができる基本サービスとは別に、管理ポータル上でインターネットブレイクアウトの設定ができる機能を、オプションで用意した(図1)。インターネットブレイクアウトとは、ルーターの経路情報を編集し、あて先に応じてインターネットへのアクセス経路を切り替える運用を指す。

図1:FUJITSU Network NXconcierge(エヌエックスコンシェルジュ)を使ったインターネットブレイクアウトの概要(出典:富士通)図1:FUJITSU Network NXconcierge(エヌエックスコンシェルジュ)を使ったインターネットブレイクアウトの概要(出典:富士通)
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 インターネットブレイクアウトの典型的な使い方は、拠点からOffice 365などのSaaS型アプリケーションを利用する際に、本社のネットワークを経由することなく、拠点から直接インターネットへと接続する、というもの。これにより、本社ネットワークの負荷が軽減できるほか、SaaS利用時のレスポンスが向上する。

 管理ポータルの管理対象となる危機は、富士通のルーター製品群「FUJITSU Network Si-Rシリーズ」またはスイッチ製品群「FUJITSU Network SR-Sシリーズ」である。今後も順次、管理対象のルーター/スイッチ機器や機能を拡充する。

 価格(税別)は、管理対象1台の場合、「基本ライセンスA」が年額3万6000円から、「インターネットブレイクアウトオプション」が年額2万4000円から。

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