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凸版印刷、小売業に向けて、デジタルデータを活用した販促施策を支援するクラウドサービスを提供

2020年2月19日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

凸版印刷は2020年2月19日、小売業に向けて、デジタルデータを活用した販促施策を支援するクラウドサービス「リテール支援パッケージ」を発表した。CRM(顧客関係管理)を中心とした凸版印刷の小売業向けクラウドサービスと、トレジャーデータが提供するクラウド型のデータ分析サービス「Arm Treasure Data CDP」をパッケージ化して提供する。

 リテール支援パッケージは、デジタルデータを活用した販促施策を支援するクラウドサービスである(図1)。CRMを中心とした小売業向けのクラウドサービスと、クラウド型のデータ分析サービスを組み合わせてパッケージ化した。マーケティング施策の実行から、顧客行動や購買の分析・活用までを容易に実現できるようになる、としている。

図1:「リテール支援パッケージ」の概要(出典:凸版印刷)図1:「リテール支援パッケージ」の概要(出典:凸版印刷)
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 パッケージの構成要素の1つは、凸版印刷のCRMサービス「お買い物アプリ」を中心とした小売業向けのクラウドサービスである。会員証、クーポン、チラシ、キャンペーンなどのサービスを、ID(顧客)ベースでスマートフォンアプリに集約できる。MA(マーケティング自動化)やDMP(データ管理基盤)と連携することで、スマートフォンアプリを核にデジタルマーケティングを強化できる。

 もう1つの構成要素が、主にデジタルマーケティング分野に適したクラウド型のデータ分析サービスのArm Treasure Data CDPである(関連記事顧客データ分析クラウド「TREASURE CDP」を強化、機械学習で見込み客をスコア化)。Arm Treasure Data CDPを使うと、Webサイトや実店舗など複数の販売チャネルにおける顧客の行動ログを収集して分析できる。メール配信など外部のマーケティングサービスと連携して、マーケティング施策を実行できる。

 リテール支援パッケージでは、広告配信やアプリを活用した集客施策にとどまらず、オフラインでの店頭行動取得や購買情報の管理などを含めて、データを施策につなげる機能をワンストップで提供する、としている。例えば、「地域情報や店舗情報の可視化」、「デジタルと紙媒体をまたがる最適なタッチポイント活用」、「店内エクスペリエンスの向上」などに利用できる。

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