ラックは2020年3月18日、テレワーク導入が進む企業とその従業員向けに対策をまとめた資料「気を付けたい、テレワーク時のセキュリティ7つの落とし穴」を公開した。PCの利用環境の安全性を高める2つの無料サービスも提供する。
「気を付けたい、テレワーク時のセキュリティ7つの落とし穴」は、テレワーク導入が進む企業とその従業員向けに対策をまとめたWebページ資料である。セキュリティ情報/関連サービスの提供企業であるラックが自社で推進するテレワークの実例や経験を基にしている。
セキュリティの有識者による、テレワークにおけるセキュリティの注意点と防御策を整理し、経営者やIT担当者が従業員向けの啓発に利用できる対策をまとめている。
また、すぐに利用可能なテレワーク用のセキュリティ対策として、無料のセキュリティ診断サービス「自診くん」(画面1)と、TeamViewerのテレワーク支援ツール「TeamViewer」を提供する。
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「気を付けたい、テレワーク時のセキュリティ7つの落とし穴」の目次は、以下のとおり。
- ウイルスの入り口対策“インターネットに接続しただけでウイルス感染!”
- ニセの会議招集メール“その会議は本物ですか?”
- PC画面ののぞき見による情報漏洩“肩越しの視線に気を付けて”
- 公共の場所でのWeb会議“大声で機密を暴露”
- 公共無線LANやクラウドでの共有設定“機密ファイルが大公開”
- ネットワーク機器やPCのアップデート“家のネットが丸見え”
- ニセの無料無線LAN“無料のつもりが情報漏洩”
セキュリティ診断サービス「自診くん」は、テレワークで利用するPCに、不用意にインターネットに解放されている危険な通信ポート(データの出入り口)がないかをチェックするサービスである。調べたい項目を選択することで、PCの利用者自身が簡単に自己診断できる。
TeamViewerは、社外からインターネットを通じてオフィス内のPCに接続し、テレワークを可能にするリモート接続ツールである。Windows、MacOS、iOS、Chrome OS、Android、Linux、BlackBerryなどで利用できる。
背景について同社は、働き方改革の推進や新型コロナウイルスの感染防止対策として、企業や団体でのテレワーク利用が増加していることを挙げる。「テレワークにはメリットがある一方、コンピュータウイルス感染や情報漏洩などのサイバーセキュリティ上のリスクもある」(同社)。
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