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富士フイルム、磁気テープがS3互換オブジェクトストレージになるソフトウェアを販売

2020年4月6日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士フイルムは2020年4月6日、磁気テープをAmazon S3互換のオブジェクトストレージとして利用できるようにするソフトウェア「FUJIFILM オブジェクト アーカイブ」を発表した。同日提供を開始した。ペタバイト級の大容量データをオンプレミス環境で低コストに管理できるようになる。価格はオープン。

 富士フイルムの「FUJIFILMオブジェクトアーカイブ」は、磁気テープをAmazon S3互換のオブジェクトストレージとして利用できるようにするソフトウェアである。同製品のために、専用の磁気テープ記録フォーマット「OTFormat」を開発した。LTO Ultrium-7またはLTO Ultrium-8のテープおよびテープストレージで利用できる(図1)。

図1:「FUJIFILM オブジェクト アーカイブ」の概要(出典:富士フイルム)図1:「FUJIFILM オブジェクト アーカイブ」の概要(出典:富士フイルム)
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 特徴は、データの容量拡張性と検索性に優れたオブジェクト形式のストレージを、低コストで大容量のデータを長期保管可能な磁気テープで利用できることである。増大するデータストレージ需要に応えるとしている。ペタバイト級の大容量データを、クラウドではなくオンプレミス環境で管理できる。

 データの読み書きは、Amazon S3互換のREST APIで行える。データバックアップやアーカイブなどのデータ管理ソフトウェアから、Amazon S3と同様にアクセスできる。こうして、個々のオブジェクト(ファイル)を格納したり読み出したりできる。読み出し時にはS3 Glacier互換APIを用いることで、より効率よく読み出せるようにしている。

 保存できるオブジェクトの数は、1ユニットあたり最大で10億。2020年度中にバージョンアップを行い、保存できる容量を拡張する。さらに、メタデータを用いてオブジェクトを検索する機能を追加する。

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