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みずほ銀行、インターネットバンキングと連携したクラウドERPを外販、SmileWorksを採用

2020年4月10日(金)IT Leaders編集部

みずほ銀行が、法人向けインターネットバンキングを連動させたクラウド型ERP(統合基幹業務システム)サービス「みずほERP」の外販を2020年夏頃より開始する。スマイルワークスからクラウドERPサービス「SmileWorks」のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けて開始する。スマイルワークスが2020年4月9日に発表した。

 「みずほERP」は、法人向けインターネットバンキングと連動したクラウド型ERPサービスである。みずほ銀行の法人向けインターネットバンキングに、スマイルワークスからOEM供給を受けたクラウド型ERPサービス(SmileWorks)を組み合わせて提供する(図1)。

図1:「みずほERP」の概要(出典:スマイルワークス)図1:「みずほERP」の概要(出典:スマイルワークス)
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 クラウドERPのSmileWorksは、販売管理・仕入管理・在庫管理、給与・賞与計算・年末調整・マイナンバー管理、経費精算や財務会計など、企業のバックオフィスをすべて統合して、自動会計仕訳や資金繰り表の自動作成を実現するクラウドサービスである。単機能システムを組み合わせて業務を行う場合と比べて、生産性が3倍~10倍に高まるとしている。

 2019年9月には、SmileWorksに中小企業共通EDI(電子データ交換)機能を搭載した。見積書・発注書・注文請書・納品書・検収書・請求書・支払明細書などを、PDFと国際汎用フォーマットのXMLで送受信できる。

 みずほERPが提供する主な機能は以下のとおりとなっている。

  • 販売・仕入管理/給与計算/財務会計など企業のバックオフィスをすべて統合管理
  • 買掛金支払などの各種支払をERP画面から直接振込可能
  • 銀行口座の「入出金明細データ」をERP画面から直接取得可能
  • 売掛金などの入金消込の自動化および自動会計仕訳が可能
  • 入出金データの自動会計仕訳連動および資金繰り表の自動更新

 なお、2019年に中小企業庁が実施した実証事業では、クラウドERP、EDI(電子商取引)、銀行API連携(インターネットバンキング連携)によって、中小企業のバックオフィスの労働生産性が約3倍(70%削減)の効果を確認したという。

 背景としてみずほ銀行は、多くの中小企業では単機能システム(会計ソフトや販売管理ソフトなど)を各担当や各部門でバラバラに利用している状況を挙げる。同じ会社内であるにも関わらず、複数の担当間や部門間で同じ内容を二度三度、紙と手作業で連携しているのが実態としている。

 こうした経緯から、単機能システムを手作業で連携させるのではなく、販売管理・仕入管理・勤怠管理・給与計算・経費精算・財務会計などの業務をすべて統合管理できるERPが求められている。さらに、銀行のインターネットバンキングを連動させることで、入出金管理・資金管理も含めてバックオフィス業務を改善できる。

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