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[新製品・サービス]

日本IBM、企業向け業務用マッシュアップ製品を販売

2008年7月3日(木)IT Leaders編集部

日本IBMは、企業内のエンドユーザーが社内で使用するアプリケーションを自分自身で簡単に作成できるソフトウェア製品「IBM Mashup Center V1.0」の日本語対応版を2008年7月2日より出荷を開始した。本製品と2008年6月12日に発表した「WebSphere sMash V1.0」により、日本で初めて開発者向けからエンドユーザー向けまでの企業向けマッシュアップ製品群が整備された。

情報システム開発者があらゆるデータをマッシュアップし、エンドユーザーが使いやすいように部品化する新製品「IBM InfoSphere MashupHub V1.0」と、エンドユーザーが様々な企業内外のマッシュアップ部品を使って、簡単な操作で自らアプリケーションを作成できるようにした新製品「IBM Lotus Mashups V1.0」を発表した。「IBM Mashup Center V1.0」は、これら2製品を組み合わせたもので、企業のエンドユーザーが社内外のサービスから部品を取り込み、業務の生産性を高める Webアプリケーションを簡単に作成することが可能になる。

企業の情報システム担当者やITリテラシーの高いエンドユーザーは、「IBM InfoSphere MashupHub V1.0」を活用して、社内外からあらゆるデータを再利用できる形式(XML形式のフィード)に変換し、それらの部品をカタログ化してエンドユーザーに提供できるようになる。また、企業の基幹システムで利用するリレーショナル・データベースのデータや、部門サーバーに格納されている部門情報、個人のパソコンに保存されているExcelやAccess形式の情報なども部品化することもできる。

また、部品化されたもの同士を組み合わせて新しいサービスを作成したり、作成されたサービスと別の部品を組み合わせて別の新たなサービスを作ることが可能となる。これらのサービスは、短期間で開発が可能で動作確認も容易なWebサービスのメッセージ送受信形式の一つであるREST形式にて提供できる。

エンドユーザーは、「IBM Lotus Mashups V1.0」を使用して、「IBM InfoSphere MashupHub V1.0」が提供するカタログからほしい部品を選び、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で部品を重ねることにより情報を連携し、自分が使用しやすいアプリケーションを自ら作成することができる。例えば、組織図、評価、スキルなどの各種人事データを組み合わせ、最適なプロジェクトメンバーを策定できます。組み合わせ方は柔軟に変更できるため、元データが頻繁に更新されたり、必要な情報が得られるまで繰り返し分析を進める作業にも適している。

発表製品の使用料金の詳細は、以下のとおり。「IBM Lotus Mashups V1.0」と「IBM InfoSphere MashupHub V1.0」は、それぞれ単体でも販売する。

  • IBM Mashup Center V1.0  629万2000円 (税別、100VU単位の場合)(注)
    または 37万1800 円 (20 ユーザー単位)
  • IBM Lotus Mashups V1.0 317万5000円 (税別、100VU単位の場合)
    または 18万7400円 (20ユーザー単位)
  • IBM InfoSphere MashupHub V1.0 311万8000円 (税別、100VU単位の場合)
    または 18万4500円 (20ユーザー単位)

注:VU(Value Unit)単位= 機種別サーバー単位課金

 

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IBM / マッシュアップ / Web 2.0 / Lotus / エンタープライズ2.0

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