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日立、PaaS型のビジネス基盤「SecureOnline」を提供開始

2008年11月26日(水)IT Leaders編集部

日立製作所は2008年11月25日、各種アプリケーションの開発環境やIT基盤を必要な期間だけネットワーク経由で提供する、PaaS(Platform as a Service)型のビジネスインフラサービス「SecureOnline統制IT基盤提供サービス」(日立SecureOnline)をメニュー化し、各メニューの提供を11月28日から開始すると発表した。

 日立製作所は、各種アプリケーションの開発環境やIT基盤を必要な期間だけネットワーク経由で提供する、PaaS(Platform as a Service)型のビジネスインフラサービスをメニュー化し提供する。

 日立SecureOnlineは、日立ソフトウェアエンジニアリングが2007年1月より提供している「SecureOnline統制IT基盤提供サービス」を活用して提供される各種サービスで、仮想マシン、OS、付帯する運用サービスをPaaS型で提供するもの。同社によれば、日立ソフトのサービスにはすでに約100社を超える導入実績があり、常時700仮想マシン以上の稼働実績を持つ。

 同サービスでは、サーバー・ストレージなどのハードウェアに加え、Windows ServerやLinuxといったOS、さらに付帯する運用サービスが組み合わせて提供される。PaaS型であることから、短期間で利用を開始でき、1か月単位の期間での利用も可能なため、初期導入コストの削減や、開発スケジュールの短縮・開発プロセスの統制など、効率的で無駄の少ないIT基盤の利用を期待できる。

 また、同IT基盤は、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)に準拠したデータセンターで運用されるため、ユーザーデータの保全やセキュリティ対策といった運用統制にも対応しているほか、開発協力会社とのプロジェクトなどで各拠点から接続利用するような場合でも、システムへのアクセス権コントロールによってより高度なセキュリティ環境が実現するという。

 サービスのエンジン部には、企業の基幹系システムや公共機関などに数多くの導入実績を持つ、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」(ブレードシンフォニー)が採用されている。

 同サービスは、企業や金融機関、官公庁などに向け幅広く提供される予定。また、日立ソフトでは自社の販売網に加え、日立のより広範な販売網を利用してさらなる拡販を図る。さらに今後、両社は日立のハードウェア/ソフトウェアを適用し、開発環境や、さまざまな実運用システムの稼働環境にも柔軟に適用可能な環境を提供することでビジネスPaaSサービスを強化し、事業拡大を図っていくとしている。なお、日立SecureOnlineの各サービスの価格は、個別の見積となる。

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

日立ソフトウェアエンジニアリング
http://hitachisoft.jp/index.html

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