[新製品・サービス]

日本CA、APMツール「CA Wily Application Performance Management」の新版をリリース

大規模で複雑なSOAや仮想環境に対応

2008年10月18日(土)IT Leaders編集部

日本CAは2008年10月22日、アプリケーション性能管理ソフトウェア「CA Wily Application Performance Management(APM)」の新版として「CA Wily Introscope 8」と「CA Wily Customer Experience Manager(CEM) 4.2」を発表、出荷開始した。

CA Wily APMは、Javaおよび.NETアプリケーションの性能と可用性を管理する統合的なソフトウェア。SOA(サービス指向アーキテクチャ)や仮想化環境においてWebアプリケーションの応答速度や性能を効率的に管理し、SLA(サービスレベル契約)どおりにアプリケーションサービスを提供できるようにする。複数のWebサービスで構成されるビジネスプロセスを網羅し、トランザクションの動きや環境内の相互依存性を把握することもできる。

Introscope 8は、複雑なJavaおよび.NETによるWebアプリケーション、アプリケーションサーバー、ESB(エンタープライズ・サービス・バス)、プロセスサーバーなど、SOAインフラ環境のコンポーネントを常時監視するソフトウェアで、迅速な問題切り分け、根本原因分析、履歴データ収集/レポート作成などの機能を装備する。

CEM 4.2は、個々のエンドユーザートランザクションやWebサービスの動きをリアルタイムに分析し、性能上の問題を特定して優先付けし、エンドユーザーに影響を与える前に問題を解決できるようにするソフトウェア。日本市場向けに初めて出荷される。SLAに基づいた測定レポートの作成のほか、ビジネスへの影響に応じたインシデント管理が可能である。

参考価格はIntroscope 8が1CPUあたり120万円、CEM 4.2が同75万円、両製品をパッケージ化したCA Wily APMが同162万5000円。

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