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インフォコム、重要文書を検知するドキュメントマイニングツール「RiskDocAnalyzer」を開発

2008年12月18日(木)IT Leaders編集部

インフォコムは2008年12月17日、ファイルサーバやPC等を対象に、個人情報や機密度の高い情報等が記載されているドキュメント(以下リスクドキュメント)を検知するドキュメントマイニングツール「RiskDocAnalyzer(仮称)」を開発し、2009年3月から販売開始すると発表した。

近年、ファイルサーバやパソコンなどのハードディスク容量は数百GBを超える規模となり、誰でも簡単に大容量のデータを保有、共有する事ができるようになっている。

このことを背景として、オフィスで業務上作成するドキュメントは、度重なる修正により幾度となくコピーして保存されることが多く、作成したドキュメントの量が肥大化したり、さまざまなハードディスクに分散して保存されるといった傾向にある。

企業では、コンプライアンス意識の高まりにより、ファイルサーバやパソコンを対象とした情報漏洩等の対策が実施されているものの、前述したドキュメント量の増加や保存場所が分散してしまうことにより、すべてを管理するのは困難な状況となっている。

同社は、このような課題を解決するために、ファイルサーバやパソコンから、外部に流出すると損害につながる恐れのあるドキュメント類を「リスクドキュメント」として独自に定義し、それらを検知する日本語解析機能を備えたリスクドキュメントマイニングツールとして「RiskDocAnalyzer(仮称)」を開発した。

さらに、RiskDocAnalyzer(仮称)で検知されたリスクドキュメントを、同社が従来より開発・販売しているセキュア文書管理システム「MySAFER」に転送し、システム内での検知から整理・統合と暗号化による情報の保護することも可能。

RiskDocAnalyzer(仮称)のおもな仕様・特長は以下のとおり。

1. 検知の対象

社内で共有しているファイルサーバ、パソコンやワークステーション等に保存されているオフィスドキュメント

 2. 検知可能なファイル

Microsoft Officeドキュメント(PowerPoint、Excel、Word)、テキストファイル、PDFファイル(テキストデータ)

 3. 日本語解析機能

徳島大学発のベンチャー企業である言語理解研究所(ILU)による「ILU医療守秘情報抽出エンジン」を採用。個人情報であれば、姓名、住所、生年月日、電話番号等を含むデータ、さらには、契約情報や固有の機密情報(事前に定義が必要)を含むドキュメントファイルを検知する

 4. レポーティング機能

検知されたリスクドキュメントの種別毎・端末毎に、件数リストを表示。ファイル名や、所在情報を明細リストで表示する事も可能

 5. セキュア文書管理システム「MySAFER」へのデータ転送機能

検知されたリスクドキュメントを一括バッチ転送。転送方法は、移動・コピーの選択が可能。転送の際、ドキュメントの属性情報(作成者、更新日時、文書種別等)を自動的に付与

RiskDocAnalyzer(仮称)は、2009年3月より販売開始される。販売価格は、ファイルサーバーやPC単位での年間利用料方式になる予定。同社は、販売初年度50サーバーの販売を見込んでいる。

インフォコム
http://www.infocom.co.jp/

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