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エルピーダメモリ、京セラコミュニケーションのID管理システムを導入

2009年1月7日(水)IT Leaders編集部

京セラコミュニケーションシステムは2009年1月6日、ID管理システム「GreenOffice Directory(グリーンオフィス・ディレクトリ)」を、世界シェア3位のDRAMメーカー、エルピーダメモリ(現マイクロンメモリジャパン、本社:広島県東広島市)に導入したことを発表した。

「GreenOffice Directory」は、同社が日本特有の企業風土に即し開発した国産のID管理システム。従業員が業務を行う上で必要となる、さまざまなITシステムのIDを統合管理することで、コンプライアンスの推進、セキュリティの強化、システム運用管理コストの削減などが実現可能となる。

京セラコミュニケーションシステムは、業務の生産性向上を支援するため、運用現場の声から生まれ、多くの顧客での運用実績を通じて進化した“使える”ソリューションパッケージ製品群の「GreenOffice」シリーズを展開している。IT統制を支え“情報を守る”基盤であるID管理を中核に、決裁プロセスの可視化と徹底で“情報をつなぐ”ワークフロー、“情報を活かす”ための文書管理など、GreenOfficeを通じて、経営を伸ばすためのベストプラクティスの提案を行っている。

今回、エルピーダメモリにGreenOffice Directoryが導入された背景には、部門ごとにさまざまなシステムが存在し、その利用に必要となるIDがそれぞれ個別に管理されていたこと、また雇用形態も、正社員・派遣社員から出向社員・海外販社の社員と多岐にわたり、IDの管理が複雑だったことが挙げられている。昨今の企業に対するコンプライアンス要求の高まりを受け、従業員の異動・退職に応じたアクセス権変更、ID削除などのタイムリーな情報漏えい対策の強化、より強固な情報セキュリティの基盤として、ID管理のシステム化が急がれていたという。

GreenOffice Directoryは約7カ月の導入期間を経て、2008年7月に本稼働が開始され、社内システムを使用する従業員約5,000名のID・プロファイルの一元管理が実現した。それにより、メール、ナレッジ共有システム、Active Directoryなど主要6システムにおいて、タイムリーな退職者IDの削除、異動に伴う権限変更が可能となり、大幅なセキュリティの強化につながった。情報セキュリティの基盤としてGreenOffice Directoryを有効に活用することで、ID管理業務の効率化も図れる。

今後、エルピーダメモリでは、統合管理するシステムを拡大することで、さらなるセキュリティの強化と、管理コストの削減を実施していく計画だという。

京セラコミュニケーションシステム
http://www.kccs.co.jp/

「GreenOffice Directory」製品情報
http://www.kccs.co.jp/products/directory/index.html

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ID管理 / KCCS / 半導体 / 製造 / Micron Technology

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