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日本ユニシス、CCIヨーロッパのメディア向けソリューションを販売開始

2009年1月10日(土)IT Leaders編集部

日本ユニシスは1月9日、デンマークの新聞業界・放送業界向けソフトウェア企業であるCCI Europe AS(CCIヨーロッパ)と、同社のメディア業界向け編集局総合支援システム「CCI NewsGate」の日本市場における独占販売パートナー契約を締結したことを発表した。ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなど世界の大手メディアで実績のある編集局ソリューションを日本市場に提供していく。

「CCI NewsGate」は、記者の執筆した記事を多メディアへと発信するためのコンテンツマネジメントシステム(CMS)。取材記事を編集、コンテンツを拡充し、記事本文、写真、グラフィックス、動画、音声その他の情報を最終レイアウト部門あるいは媒体別の公開システムに送出するまでの業務を一元管理する。XMLデータベースを中核としているため大量のデータ処理が可能で、また小規模から大規模なメディア企業にも対応できる拡張性を備えている。

ニュースの収集、マルチメディア出版およびジャーナリストや編集者向けのツールとして、CCIヨーロッパ社が欧米の有力新聞数社と共同で5年以上にわたり研究・検討を重ね2005年に誕生したもので、新時代の「デジタル・ニューズルーム」の役割を持つとされる。記者の取材編集活動に利用できる情報共有化などの各種ツールを用意、取材に関連するあらゆる情報を集約し、編集業務におけるワークフローを連携させながら多メディアへと発信することができ、取材に関連するすべてのメディアと関連者の間での共同作業が可能となるという。

発表によるCCI NewsGateの主な特徴は以下のとおり。

  • マルチメディア対応:テキスト、写真、グラフィックスといった従来のコンテンツに、フラッシュ、動画、音声、双方向サービス、ユーザー作成コンテンツなどのデジタルメディアを自由に組み合わせられる。また新聞、インターネット、放送、携帯など複数の情報媒体への同時発信に対応しているほか、システムアーキテクチャがオープンで特定媒体に依存しないため、将来、新たな媒体が出現した際にもワークフローに容易に追加できる。
  • ワンソースでノンカスタマイズを実現:設定の変更によって、各メディア企業の組織や業務の形態に合わせたシステムの構築が可能。年2回のバージョンアップで新機能が提供され、全世界で共通のソースでのソリューションを利用できる。
  • 将来的なプラットフォーム:すべてのコンポーネントが先進のオープンテクノロジに基づいて開発されており、今後ニーズの拡大が予想されるサービス型(SaaS)および共同利用型システム(データセンター・ソリューション)へも対応可能。
  • 造る時代から使う時代へ:保守契約を結ぶことによって自動的に新しいソフトウェア機能が追加されるため、情報システム担当部門が5~10年ごとに行う「次期システム再構築」という造る負担から解放される。
  • 多言語対応:日本市場への参入においては日本向けソリューションを開発するのではなく、Unicode対応によって日本語を含めた全世界の2バイト言語の取り扱いを最新バージョンのCCI NewsGateに標準機能として実装した。

日本ユニシスでは、CCI NewsGateの独占販売パートナーとして、国内での販売から導入・サポートまでビジネス全般を担当する。またCCIヨーロッパ社は2008年12月5日に日本法人として「CCIジャパン株式会社」を設立。今後、3社による密接な連携体制により高品質なサービスを提供していくとしている。

日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/

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