[新製品・サービス]

日立、1カ月単位で利用できるPaaS型IT基盤「SecureOnline」

2009年2月5日(木)IT Leaders編集部

日立製作所は2008年11月25日、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)型のインフラサービス「SecureOnline(セキュアオンライン)統制IT基盤提供サービス」の提供開始を発表した。アプリケーションの開発環境や稼働環境などのIT基盤を必要な期間だけネットワーク経由で利用できる。

このサービスは、日立ソフトウェアエンジニアリングが2007年1月から提供中の「SecureOnline統制IT基盤提供サービス」を使って提供する。サービス名が同一なので分かりにくいが、日立SKのサービスはハードやネットワークだけを提供するのに対し、日立製作所のサービスはWindowsやLinuxなどのOSや運用などの付帯サービスを含め、メニュー化して提供される。柔軟性の日立SKに対し、簡便性の日立製作所といった感じである。

サービスを利用すると、物理的に分散した拠点で開発環境やプログラムなどの成果物を共有しながら、開発を進めることができる。成果物の不正な持ち出しを防ぐため、物理的に同じ開発ルームでの作業を強いられるプロジェクトではメリットが大きいという。

サービスに用いるIT基盤は、情報のセキュリティ対策を施しているかを評価する制度「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」に準拠したデータセンターで運用する。利用企業のデータを安全に運用することを保障し、セキュリティ面のニーズに応える。

今後は日立独自のサーバー仮想化構築機構である「Virtage(バタージュ)」や、ストレージ仮想化機能である「Hitachi Storage Solutions」を用いてPaaS型サービスの強化・展開を図る。製造業やサービス業だけでなく、金融機関や官公庁などへの拡販を目指す。価格は個別見積り。

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