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SPSS、テキストマイニング「SPSS Text Analysis for Surveys 3.0」を発表、文章中の“感性”を解析して顧客の声を分析

2009年2月16日(月)IT Leaders編集部

エス・ピー・エス・エス(SPSS)は2008年11月13日、テキストマイニングソフト「SPSS Text Analysis for Surveys 3.0」を発表した。隅々まで読まなければ分からなかった、アンケートの自由回答や、コールセンターのクレームに含まれる顧客の“気持ち”を簡単に抽出・解析できるのが特徴である。

文章の解析には、言語理解研究所が開発しNTTデータが販売する、日本語文章の感性分析エンジン「なずきエモーションアナライザ」のライブラリを利用。文章中に記載してある「楽しい」「使いやすい」といった感情を示す言葉を抽出して、文章の属性を自動的に分類する。例えば、アンケートの自由回答を解析して、製品についての顧客の意見が肯定的か否定的かを定量的に評価するといった使い方ができる。アンケートの自由回答に1つずつ目を通して内容を判断する手間を軽減するのはもちろんのこと、手作業で顧客の声を分類する際に生じやすい、解析担当者の恣意性や主観性による分類の偏りを最小限にすることができる。

データベースアクセスの仕様である「ODBC」に準拠したデータベースやExcelなどのデータを解析対象として取り込める。SPSSの統計解析ソフト「SPSS Statistics」と連携して利用することも可能。本製品での解析結果をもとに、さらに詳細な分析を行える。

稼働環境は、OSがWindows Vistaまたは同XP ProfessionalのSP2以上、推奨プロセサがPentium 3.0GHz。テキストマイニング用の辞書を標準で搭載しているため、導入後すぐに使える。

標準価格は42万円(税別)から。教育機関向けは11万円(同)から。SPSSは企業と教育機関、行政機関向けに直販とパートナー経由で販売し、初年度2億円の売り上げを目指す。

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