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NECとRSAセキュリティ、統合ログ管理領域での提携を発表

2009年2月20日(金)IT Leaders編集部

日本電気(NEC)とRSAセキュリティ(RSA)は2009年2月19日、統合ログ管理領域での共同開発および販売面での提携に合意したことを発表した。この提携では、RSA製の統合ログ管理ソフト「RSA enVision(アールエスエー・エンビジョン)」をNEC製PCサーバ「Express5800」に搭載し、NECからアプライアンス製品「RSA enVision powered by Express5800」として国内販売するというもの。販売開始は2009年3月2日を予定している。そして両社は今後、今回の提携に基づく開発、販売協業を継続し、また、市場開拓を目的に共同でマーケティング活動を行い、シェアの拡大を目指す。

RSAの統合ログ管理ソフト「RSA enVision」は、世界で1,400社以上の導入実績を持つ。その最大の特長は、ログ収集のためにクライアント側にソフトウェアをインストールする必要がないエージェントレスであること。アプライアンス製品を設置するだけで、企業のITインフラを構成するさまざまなネットワーク機器、サーバ、ソフトウェアが出力するイベント情報(ログ)を高速かつ網羅的に収集し、高圧縮率で効率的に保管する。また、収集した多数のログを分析し、わずかな兆候からでもリアルタイムにセキュリティ上の問題を検出し、通知する。さらに、同ソフトは1,100以上のレポートテンプレートを備え、一元的に管理されたログ情報からSOX、PCI-DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)等の新しいコンプライアンス要求にも対応したレポートを作成できる。

ハードウェアにNECのPCサーバ「Express5800」を採用することで、高信頼性・可用性設計による安定した運用環境を実現する。同時に、コンプライアンス対応向けのログの長期保存に必要なストレージ製品も提供する。また、万が一の障害の際にはNECグループが日本全国に展開するサポート網を通じて迅速なサポートを提供する。

「RSA enVision powered by Express5800」(最小構成)の価格は、680万円(税別)~。

両社は統合ログ管理領域において2009年度からの3年間で、関連ビジネスも含め日本国内で約200億円の売上を目指す。また、NECは自社製品のログの「RSA enVision powered by Express5800」への対応を進め、顧客の環境に合わせた統合ログ管理ソリューションとして、RSA、NEC、販売代理店が共同で提供していく。


「RSA enVision powered by Express5800」
http://www.nec.co.jp/cced/rsaenvision/

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RSA / NEC / ログ管理 / 協業・提携

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