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CSKシステムズ西日本、インメモリ型データ分析ツール「QlikView」を販売開始

2009年2月24日(火)IT Leaders編集部

CSKグループのCSKシステムズ西日本は、企業向けBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを提供するスウェーデンQlikTech社の日本総代理店であるサイロジックと再販契約を締結し、QlikTech社の主力製品「QlikView(クリックビュー)」の国内販売を2009年2月23日より開始することを発表した。

同社によれば、企業経営におけるデータ分析の重要性は増しているが、従来の分析ツールでは「膨大なデータを高速に分析する」ことと「フレキシブルな分析に対応する」ことは相反するものとされてきた。しかし、経営者や現場担当者などデータ利用者にとっては「必要なときに、必要なデータを、必要な切り口」で分析できる仕組みが求められていることから、その問題解決を可能とする「QlikView」の販売を開始する。

QlikViewは、大量かつ広範囲なデータソースをメモリ上に展開することでハードディスクへのアクセスによるボトルネックを排し、高速な検索処理や演算処理を可能とする「インメモリ型」の分析ツール。明細データから常にその場で計算や分析ができるため、データ利用者は集計方法による拘束を受けなくなるという。

同社によるQlikViewの概要は以下のとおり。

  • データ取り込みから集計、DWH(データウェアハウス)構築、分析、GUI(図表化)、ユーザーへの配信まで一連の機能をオールインワンにした高速分析ツール。
  • ユーザーの視点からのさまざまな切り口で非定型的な分析を行い、可視化できる。

またユーザーにとっては、以下のような利点を期待できる。

  • システム構築における短期での導入・改修コストの削減:データの取り込みにおいてETLツール、DWH、集計データなどを準備する必要がない/詳細データ(大福帳)を直接参照するので事前に分析軸を設計したりデータマート(目的別DB)を準備する必要がない
  • 利用しやすいインターフェース:ユーザーはデータ構造を意識することなく手軽にグラフ、リストを作成できる/操作に専門知識を必要とせず、教育コストの削減が可能
  • システム運用コストの低減:データソース、分析ロジック、GUIなどすべてを1つのドキュメントファイルに保持するので、そのファイルの管理だけで済み運用費用軽減につながる/ユーザー主体の運用となるため、ユーザーサポート負荷が低減

QlikViewのライセンス参考価格は、サーバー版が5ユーザーで200万円(税別)から。ほかにクライアントライセンスもある。

同社より提供されるサービスメニューは、以下の4種類(価格はいずれも税別)。

1.トライアルサービス(導入検討支援)
QlikViewの導入を検討する際に、画面のプロトタイプを開発して導入の検討支援を行う。無償トライアルライセンス期間(1カ月)を利用したオンサイト5日間のサービスで、価格は50万円から。

2.技術支援サービス
QlikView」の初期導入時に、データ取り込み、画面設定などの構築と、操作、運用などの初期教育を2日間実施する。また、顧客開発時のオンサイトまたはメールでの技術支援、サポート対応(20時間)を行う。価格は60万円から。

3.初期導入支援サービス
QlikViewの初期教育と技術支援サービスがセットになったサービス。オンサイト10日間の導入支援と上記「2.技術支援サービス」が含まれる。価格は200万円から。

4.個別開発サービス
顧客の要望に応じて別途提案、価格は個別見積もりとなる。

QlikViewは2009年1月時点で、世界92カ国、1万600企業/47万6000人を超える利用実績を持つ。同社では、今後1年間で75社への導入を目指すとしている。

CSKシステムズ西日本
http://www.csk.com/sys-nishi/

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