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富士通、「Interstage Interaction Manager V9.1」を提供、複数システムをマッシュアップでフロント統合

2009年3月2日(月)IT Leaders編集部

富士通は2008年12月10日、システム構築基盤の新版「Interstage Interaction Manager V9.1」を販売開始した。既存システムに変更を加えることなく、フロントエンドでシステムを統合。複数のシステムを組み合わせた、新規アプリケーションを簡単に構築できる。

エンタープライズマッシュアップは概念から実用段階へ──。IBMやオラクルなど、海外ベンダーが主流だったマッシュアップの世界に、ついに国内大手の富士通が乗り出す。

Interaction Managerはマッシュアップにより、HTML画面を持つ複数のシステムを組み合わせて新しいシステムを構築するための製品。たとえば、商品管理システムの商品スペック表と、在庫情報システムの在庫数量表示を組み合わせた受発注システムを簡単に構築できる。具体的には、まず新しく作るアプリケーションの画面レイアウトを設計。次に既存システムの画面を呼び出し、必要な情報を持つ部分を指定。最後に指定した部分を新アプリの画面に取り込むためのデータ連携の設定を行うことで、既存システムと紐付けする。

先行するグーグルやIBMがエンドユーザーによるマッシュアップを想定したツールを提供しているのに対して、富士通はあくまでIT部門をターゲットに据える。「国内ではガバナンスの観点から“エンドユーザーに勝手にアプリケーションを構築してもらっては困る”と考える企業が多い」(富士通ソフトウェア事業本部アプリケーションマネジメント・ミドルウエア事業部事業部長藤井 泰氏)のが理由だ。

価格は1サーバー45万円(税別)、1ユーザー5000円(同)。ユーザー数無制限のプロセサライセンスも選べる。その場合は1プロセサあたり260万円(同)。年間保守費用はライセンス料の20%。

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富士通 / Interstage / アプリケーションサーバー / マッシュアップ / SOA / エンタープライズ2.0

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