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日本IBM、最大でディスク容量の25倍のデータを保存できる仮想テープライブラリを発売

2009年3月5日(木)IT Leaders編集部

日本IBMは2009年3月9日、重複データを削減することにより最大でディスク容量の25倍のデータを保存でき、従来よりも導入が容易で省スペースを実現する仮想テープ・ライブラリー装置「IBM TS7650 ProtecTIER Deduplication Appliance(IBM TS7650 ProtecTIER 重複データ削減アプライアンス)」を発表した。

「IBM TS7650 ProtecTIER Deduplication Appliance」は、7TB、18TB、36TBと、ストレージ容量により3種類が準備され、 7TBモデルにおける最小構成価格は4,074万7,400円。2009年3月6日よりIBMおよびIBMビジネスパートナー経由で販売される。

同製品は、重複データを削除しながらデータの保存を実行するソフトウェア製品「IBM System Storage ProtecTIER Enterprise Edition」を専用ゲートウェイ・サーバーに導入し、そのサーバーをディスク・ストレージ装置に接続して専用筺体に収めた製品。これまでは、装置を個別購入した上で、ソフトウェアをインストールしたり、装置を接続したりする必要があり、その作業におよそ5日間が必要とされてきたが、同製品はシステム構築の必要がなく設置が容易で、ケーブルやスイッチも一つの筺体に収まっており、省スペースと速やかな導入を実現するという。

同製品の7TBモデルはバックアップの際、重複データを削減して10分の1の削減率を実現し、70TBのデータを保存できる。重複データ削減機能のない従来の70TBのディスク・ストレージ製品よりも50%以上低価格となり、大量データの保存の際のコストを削減できる。また、バックアップ・データのサイズが小さくなることで、本製品に保存したデータを遠隔地に設置したストレージ装置に送信する際も、回線コストを抑えることができる。

同製品は、データベースや電子メール、ファイル・サーバーのシステムを、一定期間ごとにバックアップして世代管理する。重複データ削減には、同社が特許を取得した独自アルゴリズム「HyperFactor」が採用され、データの誤った削除が発生せず、データの整合性が保たれる。また、最大500MB/秒で重複削減されたデータの保存を実施する。

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/

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