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デスクトップ仮想化の「XenDesktop 3」、マルチメディアと周辺機器サポートを強化

2009年4月22日(水)IT Leaders編集部

シトリックス・システムズ・ジャパンは2009年2月24日、デスクトップ仮想化ソフトウェア新版「Citrix XenDesktop 3」を発表した。WindowsXP/Vistaのデスクトップ・イメージをサーバー上に仮想化して集約し、オンデマンドで配信する。

 シトリックス・システムズ・ジャパンの「XenDesktop 3」は、WindowsXP/Vistaのデスクトップ・イメージをサーバー上に仮想化して集約し、オンデマンドで配信するソフトウェア。データセンター内の仮想マシンやブレードPCを、企業内のPCやシンクライアントといった物理端末から遠隔操作できる。

 今回発表した新版では、HDX(High-Definition user eXperience)と呼ぶ技術を採用し、これまでデスクトップ仮想化環境の弱みとされたマルチメディアのサポートを強化した。

 具体的には、「Citrix HDX MediaStream」技術を搭載。圧縮したマルチメディアのストリーミング・データを送信し、ローカル端末の資源を利用して表示・再生することにより、処理性能を高速化。MP3プレーヤーやデジタルカメラ、スマートフォン、スキャナなどのローカルの周辺機器に対応するための「Citrix HDX Plug-and-Play」機能や、低帯域ネットワーク環境でのパフォーマンスを高速化する「Citrix HDX Broadcast」技術も組み込んだ。

 このほか、機能上位版の「Advanced Edition」と「Enterprise Edition」は、単一のデスクトップ・イメージを複数ユーザーで共有するプロビジョニング機能や、ユーザーごとに個別の設定やアプリケーションを組み込んだデスクトップ環境を提供するプロファイル管理機能を備える。

 最小構成価格は、Enterprise Editionが27万6250円、Advanced Editionが18万2750円、Standard Editionが7万550円。いずれも、5同時接続デスクトップ分のライセンスと、1年間のSubscription Advantage(ソフトウェア更新サービス)を含む。

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Citrix / VDI / シンクライアント

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