[新製品・サービス]

富士通とSAPジャパン、「EIMファストスタートパック」の提供を開始

2009年6月4日(木)

富士通とSAPジャパンは2009年6月3日、企業の膨大なデータを経営情報として見える化し、戦略的に活用するための「EIM(Enterprise Information Management)ソリューション」の効果を上げるべく、ソフトウェア、ハードウェア、サービスをセットにした「EIMファストスタートパック」を商品化し、同日より両社で提供を開始すると発表した。

「EIMファストスタートパック」には、BI(Business Intelligence)ソフトウェアの「SAP BusinessObjects」を活用した経営情報分析のシナリオと、柔軟な分析画面および分析結果レポートが用意される。
これにより、ユーザーは製品別の販売や部品供給などの状況を素早く見える化し、経営に役立てることができる。また、部門や業務単位で優先的に取り組みたい課題部分から手軽に導入できる商品であり、投資対効果を踏まえて、順次適用範囲を拡大していくことが可能。

富士通とSAPジャパンは2008年11月に、「EIMソリューション」の企画、検証、提案、サポートを行う「EIMソリューションセンター」を開設し、共同でマーケティングや販売活動を行ってきた。昨今の厳しいビジネス環境の中で、企業ユーザーは投資対効果の視点から優先度の高い施策を早期に実行し効果を出すことを強く求める傾向にあるという。
そういったニーズに応えるため、両社は「EIMファストスタートパック」を商品化し、「EIMソリューションセンター」を通じて提供する。

「EIMファストスタートパック」は、富士通がPCサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」への「SAP BusinessObjects」のインストールと基本設定を行い、両社で操作教育、経営情報分析シナリオ、導入評価などのサービスを提供する。
ユーザーは、新たに提供される「EIMファストスタートパック」により、事業分析モデルや販売分析モデルのベースシナリオと、柔軟な分析画面や分析結果レポートを活用し、該当する顧客のデータを収集、変換、加工することにより、製品別の販売や部品供給、在庫状況といった現場の現状を素早く、かつわかりやすく見える化することができる。
これにより、重要な課題解決施策の立案に必須となる経営情報を優先的に、特定の部門や業務といった単位で見える化し、投資対効果が高い部門データや業務データ検証をしながら、順次適用範囲を拡大できる。また、経営情報を見える化するために必要なデータの統合・信頼性確保を実現するためのデータ統合ツール「SAP BusinessObjects Data Integrator」を含むパック製品も用意され、データ統合から見える化まで一連のシステムが構築可能。

「EIMファストスタートパック」の販売価格は900万円(税別)から。出荷時期は7月初旬とされている。

両社は、今後3年間で100セットの販売を目標としている。

富士通
http://jp.fujitsu.com/

SAPジャパン
http://www.sap.com/japan/
 

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