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ユーフィット、6週間でSOA導入の費用対効果を可視化する「SOA費用対効果分析サービス」

2009年6月16日(火)IT Leaders編集部

ITホールディングスグループのユーフィットは2009年6月15日、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)の協力の下、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の導入を検討する中堅から大企業向けに、適用領域と導入後の費用対効果を分析し導入効果の診断を行う新サービス「SOA費用対効果分析サービス」の提供を同日より開始すると発表した。

費用対効果を上げる手段の1つとして、既存のIT基盤を効率的に活用し、変化するビジネスに柔軟に対応可能なIT技術であるSOAの注目度が増してきている。しかしながら、SOAの導入を検討するうえで、導入する領域や導入効果の妥当性の評価が難しいという問題がある。「SOA費用対効果分析サービス」は、こうした企業のSOA導入を支援し、スピーディかつ的確な改善を可能にするために、SOA導入の費用対効果を可視化するサービスである。

ユーフィットは、2006年8月より、SOA導入のシステム・コンサルティング・サービス「IT-Planning SOA」を提供している。これは、通常3~6カ月間で業務とシステムの両面から、業務プロセスを最適化し、システム化計画を策定するコンサルティング・サービスである。SOA導入において、顧客とともにパイロットプロジェクトの実施、SOAガバナンスの確立、全社レベルでのSOAの実現までをトータルで支援する。

そして今回、これまでの実績やノウハウを活用した「SOA費用対効果分析サービス」を、「IT-Planning SOA」の前段として提供する。本サービスは、費用対効果の可視化に特化したサービスで、顧客がすでに保有する業務プロセスや業務フローなどの既存資料を活用し、顧客の現状業務や既存システム、今後の計画について基礎調査を行い、IBMの業務モデリング・ツールであるIBM WebSphere Business Modelerを利用することで、約6週間という短期間でSOAの導入効果を定量的に診断する。

IBM WebSphere Business Modelerとは、業務の流れを記述するためのモデリング・ツール。業務を実行する組織や、期間、コスト、情報といった付加情報も記述可能。これにより、現状業務にかかるコストのシミュレーションを実施し、新しい業務とのコスト効果を分析することも可能である。また、Microsoft VisioやMicrosoft PowerPointといった主要なオフィスツールの成果物を取り込むことも可能。

「SOA費用対効果分析サービス」サービスメニューは次のとおり。

  • 事前検討(体制決定、対象範囲の検討。
  • 基礎調査(現行業務、既存システム、管理手法の調査)。
  • 今後の業務・システム計画の確認。
  • 調査結果まとめ。
  • SOA導入の仮説検討(SOA化の対象範囲、サービス体系仮説の作成)。
  • 導入効果の算定(SOA化した場合の導入効果の試算)。
  • 診断フロー。

「SOA費用対効果分析サービス」の提供価格は500万円。ユーフィットは今後、3年で20社への「SOA費用対効果分析サービス」提供を目指す。また、ユーフィットと日本IBMは、販売機会の発掘や当サービスの提案、セミナー、イベント等のマーケティング活動を共同で行っていく。

また同社は、SOAの効果的活用とより良いサービスの提供を目指し、本サービスを活用したSOA適用の共同研究に賛同し、本サービスを試験的に活用しながら、ともにSOA適用のモデルケースを目指す企業を募集している(応募の詳細は、別途問い合わせ)。

ユーフィット
http://www.ufit.co.jp

日本IBM
http://www.ibm.com/jp

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ITホールディングス / IBM / SOA / SI / ITコンサルティング / WebSphere / Visio / PowerPoint

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