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NEC、高可用性クラスタソフトウェア新製品「CLUSTERPRO X 2.1シリーズ」を発表

2009年6月17日(水)IT Leaders編集部

日本電気(以下、NEC)は2009年6月16日、高可用性クラスタソフトウェア「CLUSTERPRO(クラスタープロ)」の中核である「CLUSTERPRO X(クラスタープロ・エックス)」において、導入企業のセキュリティ対策強化・運用性向上を実現する機能強化を行い、「CLUSTERPRO X 2.1シリーズ」として販売を開始すると発表した。

「CLUSTERPRO X」は、企業内システムを統合的に管理すると同時に、障害を自動的に検知して正常に動作しているサーバに業務を引継ぐことで、信頼性の高いシステムを実現する高可用性ソフトウェアである。新製品は、企業が導入しているウイルス対策ソフトを監視する機能を新たに追加してセキュリティ対策を強化するとともに、効率的なバックアップやシステム運用管理を実現している。

「CLUSTERPRO X」製品強化の主な特長は次のとおり。

(1) ウイルス対策ソフトの監視機能を追加
企業が保有するシステムにインストールされたウイルス対策ソフトを監視する機能を、業界に先駆けて提供。通常、企業のシステムにおいては、ウイルス対策ソフトがインストールされた中央のサーバからクライアント端末に最新のセキュリティパッチを配布し、それを適用することで、最新のセキュリティ環境を保持している。本機能の追加により、万が一、ウイルス対策ソフト自体に障害が発生した場合でも、本製品が障害を検知し、正常に動作しているサーバへ切り替える。このため障害発生時でもウイルス対策環境を継続して提供できる。

(2) バックアップ支援機能を追加
Oracle、SQL Serverなどの主要データベースに対して、データベースの更新を任意のタイミングで一時的に停止し、バックアップをする際のデータベースの整合性を保つ機能を追加。本機能を活用し、待機中のサーバでバックアップを行うことで、現行業務に支障を与えない、整合性を保ったバックアップを実現する。

(3) 共有フォルダ設定の自動化など運用性を向上
共有フォルダの設定を、稼働中のサーバから待機中のサーバへ自動反映する機能を追加。従来、稼働中のサーバで共有フォルダに追加や削除があった場合に必要だった手作業による待機中のサーバへの設定変更が不要となる。さらに、統合管理画面を一新し、フォルダの階層表示やフィルタリングが可能になったことで、管理工数を削減できる。

新製品の価格は次のとおり。

「CLUSTERPRO X 2.1」の希望小売価格(税別)は、60万円~。
高可用性クラスタソフトウェア(2CPUライセンス)

「CLUSTERPRO X Anti-Virus Agent 2.1」の価格(税別)は、30万円~。
(オプション製品)トレンドマイクロ「ウイルスバスター コーポレートエディション」に対応した監視機能。データベース、アプリケーションサーバなど、監視対象に応じ、他4製品を提供(2ノードライセンス)。

「CLUSTERPRO X Startup Kit 2.1」の価格(税別)は、10万円~。
(オプション製品)編集可能なマニュアルや評価項目リスト、導入に便利なサンプルスクリプトなどを格納したCD媒体。

NECは今後3年間で、CLUSTERPRO Xシリーズ合計で200億円の販売を目指す。

CLUSTERPRO Xシリーズ
http://www.nec.co.jp/clusterpro/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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