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日本HP、中小規模環境向けNASソリューションのラインアップ拡充を発表

2009年6月18日(木)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は2009年6月17日、中小規模環境向けにNAS(Network Attached Storage)ソリューションのラインアップを拡充し、最新テクノロジーにいち早く対応した新シリーズ「HP StorageWorks X1000 Network Storage System」(以下、HP StorageWorks X1000)および「HP StorageWorks X3000 Network Storage System」(以下、HP StorageWorks X3000)を発表した。あわせて、超大容量ストレージ「HP StorageWorks 9100 Extreme Data Storage System」(以下、HP StorageWorks ExDS9100)の最小構成を引き下げ、82TBからの提供を開始する。

ここ数年、大規模環境はもとより中小規模環境においても、肥大化する業務データを効果的に共有できるハイパフォーマンスなNASソリューションが求められている。そのニーズに応えるのが、中小規模環境向けに最適化したNASソリューションの新シリーズだ。新シリーズは、高速なファイルサービスを実現できるマイクロソフトの最新ファイルサーバー用OS「Microsoft Windows Storage Server 2008」を搭載するとともに、プラットフォームには最新の「HP ProLiant G6サーバー」を採用し、ハイパフォーマンスのNASソリューションを実現している。また、「シングルインスタンスストレージ」に対応することで、ファイルベースのde-duplication(重複排除)が可能となっている。このほか管理ソフトウェア「Systems Insight Manager」や「ProLiant Support Pack」にも対応し、管理性の向上も図っている。

「HP StorageWorks X1000」の特長は次のとおり。

本製品は、中小規模環境向けのファイルサーバーおよび統合ストレージシステムに適したモデルである。シンプル操作の管理ツールを搭載しており、ストレージ管理を容易に行うことができる。

  • 無制限CAL、Microsoft iSCSI Software Targetが付属したMicrosoft Windows Storage Server 2008 Standard x64 Editionを搭載。これにより、iSCSIで他のサーバーやクライアントに論理ディスクを提供することができ、ファイル共有のみならずストレージサービスも可能になる。
  • 「HP StorageWorks All-in-One Storage System」と同等のシンプルな操作性を実現するストレージ管理ツール「HP X1000 Automated Storage Manager Software」を搭載している。
  • ファイルベースのde-duplication(重複排除)を実現し、ディスク使用率を向上させる「シングルインスタンスストレージ」機能を標準搭載している。
  • プラットフォームに最新の「HP ProLiant G6」を採用し、各種の管理ソフトウェアiLO2、Systems Insight Manager、ProLiant Support Packなどをサポートして管理性を向上させている。
  • 限りあるラックスペースに最適な1Uモデル、大容量でスペース効率の高い2Uモデル、拡張性の高いモデル、ブレード型など規模や用途に応じた9機種をラインアップ。

出荷開始は、すべて7月上旬。各製品の希望小売価格(税込み)は次のとおり。
「HP StorageWorks X1400 Network Storage System」は、47万2500円~。
「HP StorageWorks X1600 Network Storage System」は、88万2000円~。
「HP StorageWorks X1800 Network Storage System」は、109万2000円~。
「HP StorageWorks X1800sb Network Storage Blade」は、60万9000円。

「HP StorageWorks X3000」の特長は次のとおり。

本製品は、クラスタ構成に対応したモデルで、高可用性ファイルサービスを行うことができる。

  • 無制限CAL、Microsoft iSCSI Software Targetを装備したMicrosoft Windows Storage Server 2008 Enterprise x64 Editionを搭載。
  • iSCSIで他のサーバークライアントに論理ディスクを提供することが可能となる。
  • Microsoftクラスタライセンスも付属するため、クラスタ構成にも対応可能。
  • ファイルベースのde-duplication(重複排除)を実現し、ディスク使用率を向上させる「シングルインスタンスストレージ」機能を標準搭載している。
  • プラットフォームに「HP ProLiant G6」を採用し、iLO2、Systems Insight Manager、ProLiant Support Packなどをサポートすることで管理性を向上している。
  • FCのみならず、SAS、iSCSIなどの共有ストレージからファイルサービスが可能。
  • 小規模環境に最適な1Uモデル、パフォーマンスと拡張性の高い2Uモデル、ブレード型など規模や用途に応じた3機種をラインアップ。

出荷開始は、すべて7月上旬。各製品の希望小売価格(税込み)は次のとおり。
「HP StorageWorks X3400 Network Storage System Gateway」は、66万1500円。
「HP StorageWorks X3800 Network Storage System Gateway」は、105万円。
「HP StorageWorks X3800sb Network Storage Gateway Blade」は、126万円。

「HP StorageWorks ExDS9100」の最小構成の変更内容は次のとおり。

「HP StorageWorks ExDS9100」は、超大容量データを容易に管理でき、容量当たりの単価を低価格に設定したストレージシステムである。オンラインサービスおよびデジタルメディアビジネスに最適な、リッチコンテンツ用ファイルサーバー市場向けストレージとなっている。今回、最小構成を見直し、キャパシティ・ブロックを82TBから、パフォーマンス・ブロックを2ノードからに引き下げることにより、スモールスタートが可能となり、中小規模環境からのニーズにも対応する。

HP StorageWorks
http://www.hp.com/jp/storage/

日本HP
http://www.hp.com/jp/

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