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IBM製ハードの採用で従来比2〜5倍に性能向上した「Netezza TwinFin」、PB級の大規模DWHを構築

2009年9月7日(月)IT Leaders編集部

日本ネティーザは2009年8月6日、データウェアハウス(DWH)アプライアンス製品「Netezza TwinFin」を発表した。ハードウェアに米IBM製の最新サーバーを採用して、処理性能を従来製品の2〜5倍に高めた。これに加えて、ペタバイト級のデータを格納できる拡張性を備えた。日本オラクルの「Exadata」や日本テラデータの「Teradata」との競合が激しさを増しそうだ。

クリス・ディボナ氏 日本ネティーザのデータウェアハウス・アプライアンス「Netezza TwinFin」

TwinFinは、外部システムからのクエリーを受け付ける「SMPホスト」と、クエリー処理を実行する「スニペット・ブレード(S-Blades)」、データを格納しておく「ディスク・エンクロージャ」で構成する。これらのハードウェアに米IBM製のブレードサーバーとストレージサーバーを採用し、その上でネティーザのデータベースソフト「NPS Release 4.6」を稼働させる。

従来製品「Netezza Performance Server」は独自開発したハードウェアを使用し、主に「NPS」の機能改良によって性能向上を図ってきた。だが「ソフトウェアの改良だけで得られるDWHの性能改善には限界があった」(ダグラス・エッツェル代表取締役)。昨今のハードの性能向上は著しく、「汎用的なハードでシステムを構成しておき、(プロセサなどに)最新パーツを用いたハードに切り替えるだけでDWHの性能を高められるメリットは大きい」(同)と考えた。

ただし、DWHに不可欠な大容量データの高速処理を実現するため、一部に独自の機構を残した。S-Bladesに含まれる「Netezza DBアクセラレータ」と呼ぶ高速化機構がそれだ。実体は圧縮データの解凍やテーブルの行/列抽出を専門に担うLSIである。S-Bladesのプロセサが実行する処理をデータの結合や集計に特化させることで、システム全体として高速化を図っている。

S-Bladesはクアッドコアのインテル製プロセサを2個搭載する。TwinFinのラックに最大12基のS-Bladesを装着し、合計96個のプロセサコアを使ってデータを処理できる。ディスク・エンクロージャに収納できるディクス容量は1ラック当たり最大で128テラバイト(圧縮時)。SMPホストは2台を冗長構成にして耐障害性を高めている。

TwinFinはS-Bladesやディスク・エンクロージャをフル搭載したラックを10台まで接続して運用できる。これにより960個のプロセサコアを備え、1.28ペタバイトのデータを格納する大規模DWHが構築可能になる。

ラック1台に3基のS-Bladesを載せたデータ容量32テラバイトの最下位機から、10台のラックに合計120基のS-Bladesを搭載する最上位機まで、合計で5つの製品ラインナップを用意した。出荷開始は2009年10月末。伊藤忠テクノソリューションズやNEC、日本ユニシスなど大手のパートナー企業を通じて販売する。価格は非公開で、参考価格の提示もない。経営方針上とはいえ、製品ベンダーとして自信を持って公表してほしいところだ。

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