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日本IBM、搭載メモリを2倍にしたx86ラック型サーバーのハイエンドモデルを発表

2009年8月28日(金)IT Leaders編集部

日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は2009年8月27日、ハイエンドのラック型x86サーバー「IBM System x3850 M2」において、従来の2倍の容量のメモリを標準搭載した4モデルを発表した。

この4モデルは、従来と同じ価格のまま標準搭載メモリ容量を2倍にしたことで、仮想化による大規模なサーバー統合や大規模データベース構築でさらに活用しやすくなっている。搭載メモリの容量は、モデルにより、8GB(ギガバイト)もしくは16GBである。また、4モデルすべてが100V電源の二重化構成をサポートし、設置場所を選ぶことなく100V電源のマシン・ルームなどでも活用できる。

「IBM System x3850 M2」は、IBM独自のチップセット技術「第4世代エンタープライズXアーキテクチャー(eX4)」を実装し、1台あたり最大4個のCPUと256GBのメモリ、7個の増設ボードを搭載できるハイエンドのx86サーバーである。最大構成である4ユニットを連結すると、6コアCPUを16個(96コア)、メモリを1TB(テラバイト)搭載できる。

「IBM System x3850 M2」の標準価格は、158万円(税別)。
本製品は、8月27日より日本IBMならびにIBMのビジネス・パートナーから販売が開始され、9月1日から出荷される。

また同社は、1台に4個のCPUが搭載できる4ソケット・サーバーにおいて、業界で最も低い価格帯のモデル「IBM System x3850 M2 Express」を今回同時に発表して提供を開始した。本製品は「IBM System x3850 M2」よりコア数の少ないデュアル・コアのCPUを採用することで、コアあたりで課金されるソフトウェアのライセンス料金を抑え、運用コストの削減を支援する。また、「IBM System x3850 M2」の約3割の価格でありながら同等の拡張性を持ち、4台連結することでメモリ容量を最大1TB、周辺装置へ接続するための増設ボードも最大28枚まで搭載できる。そのため、参照用のデータベースや計測器など、CPUの性能よりもメモリ容量や増設ボードの差込口の数を必要とするシステムに最適である。

「IBM System x3850 M2 Express」の最小構成の価格は、47万円(税別)。
本製品も、8月27日より日本IBMならびにIBMのビジネス・パートナーから販売が開始され、9月9日から出荷される。

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/

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