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大日本印刷、デジタル・メディア総研、SCMマイクロシステムズの3社、重要情報保管システムを発表

2009年9月16日(水)IT Leaders編集部

大日本印刷(以下、DNP)とデジタル・メディア総合研究所(以下、デジタル・メディア総研)とSCMマイクロシステムズ・ジャパン(以下、SCMマイクロシステムズ)は2009年9月14日、クラウドコンピューティングを利用して、重要なデジタルデータを、低コストで安全に保管するサービスを本年12月より開始すると発表した。また、本サービスの本格的な展開に先駆け、同日より本サービスのトライアル利用の受付を開始した。

 クラウド上のサーバー資源を活用する場合、クラウドサービス提供企業の各種トラブルや情報漏えいリスクを、利用者自身が具体的に回避する方法がないことが問題視されている。この課題を回避する策として、DNPは、複数のクラウド先に重要なデータを分散保管することでリスクを低減し、安心して利用できる新たなクラウドコンピューティングサービスの仕組みを構築した。

 DNPが開発したハイセキュリティなデータ保管システム「TranC'ertDNA(トランザートディエヌエー)」を利用。「TranC'ertDNA」は、デジタルデータを分割し、暗号化した上で、複数のサーバーに分散して保管するソフトウェアである。例えば、ある1ファイルをA、B、Cに分割し、3台のサーバーにそれぞれ、「AとB」、「AとC」、「BとC」を保存するため、1台のサーバーからデータが漏洩しても元のファイルを復元できない。一方、1台のサーバーが災害やトラブルに見舞われた場合でも、残る2台のサーバーが健在であればファイルの復元が可能である。

 これまでは、複数に分割されたデータを保管するためのサーバーを利用者自身で設置・運用する必要があったが、今回、デジタル・メディア総研が、クラウドに関する導入コンサルティング等を担当することで、TranC'ertDNAシステムを利用して安全にデータを分散保管できるクラウドコンピューティングサービスを提供する。

 また、利用者側は、SCMマイクロシステムズが開発したTranC'ertDNAのアプリケーションを搭載したUSB型リーダーライター「@MAXXTMlite(アットマックスライト)」をパソコンのUSBポートに差し込み、該当するファイルを選択するだけで、TranC'ertDNAを利用できる。@MAXXTMliteとは、SIMカード(ID-000)に対応したISO7816のスロットを搭載し、接触/非接触カード機能に加え、2GBのフラッシュメモリを併せ持つ多機能USBトークンタイプのカードリーダー。C4、C8に接続対応のRFアンテナを実装しているため、非接触カードエミュレーションも可能。また、フラッシュメモリの搭載により、アプリケーション等のインストーラやマニュアルを格納できるので、CD-ROM等の別メディアが不要である。

 本サービスの特長は次のとおり。

■ クラウドコンピューティングでサーバーの運営負荷を削減
 データを分割するサーバーおよび分割されたデータを保管する各サーバーは、クラウドコンピューティング環境下に設置するため、利用者のシステム構築・運用業務負荷を軽減し、低コストで安全にデータを保管する体制を確立できる。また、地震や水害などの天災の影響が少ない遠隔地にある保管サーバーを選択することで、費用対効果の点で実現が難しかった耐災害性能も高めることが期待できる。

■ 手軽に導入可能
 @MAXXTMliteには、あらかじめTranC'ertDNAのシステムが搭載されているため、利用者は@MAXXTMliteをパソコンのUSBポートに接続し、該当するファイルを選択するだけで、そのファイル内のデータを暗号化し、複数のサーバーに分散して保管することができる。

 本サービスの価格(税抜き)は、初期費用(導入コンサルティング費用、@MAXXTMlite費用を含む)が10万円~。ほかにSIMカードが必要(費用は枚数により異なる)。月額利用料は2万円~。

 DNPはTranC'ertDNAシステムを、SCMマイクロシステムズは@MAXXTMliteをデジタル・メディア総研に提供し、デジタル・メディア総研が、本サービスを販売する。デジタル・メディア総研は、SI事業者やソリューションプロバイダーなどを代理店とし、各企業や自治体、医療機関などに向けて、2013年までに5億円の売上げを目指すとしている。

大日本印刷
http://www.dnp.co.jp/jis/

デジタル・メディア総合研究所
http://www.mediasoken.jp/

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