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東洋炭素、IFRS対応を見据えて日本オラクルのERP「JD Edwards EnterpriseOne」を導入

CSKシステムズ西日本が構築支援

2009年10月17日(土)IT Leaders編集部

CSKシステムズ西日本は2009年10月16日、東洋炭素(本社:大阪府大阪市)に対し、日本オラクルのERPパッケージ「JD Edwards EnterpriseOne」を用いた国内複数拠点を管理する統合会計システムを導入したことを発表した。

 東洋炭素は、高機能に特化した炭素製品を製造しており、中でも特に先端技術分野を中心に幅広い用途で使用される等方性黒鉛においては、世界のトップメーカーとして海外事業展開を積極化している。この海外事業を含めた、国内外の経営管理の高度化と業務現場の効率化を図るため、2008年11月より統合会計システムの導入プロジェクトを開始した。

 日本オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」は、グローバルで多くの稼働実績があるERPパッケージである。業務現場から見た使いやすさやシンプルな機能による習熟のしやすさが特長であり、その高い柔軟性により会計から順次、導入することが可能なパッケージである。またマルチカンパニー対応により複数会社の会計帳簿をあたかも同一に扱えるなど、グローバル統合会計業務の効率化も見込める。さらに導入後の運用負荷が低く、ランニングコストの抑制効果が期待できることも大きな特長である。

 CSKシステムズ西日本は今回、日本オラクルの協力のもと、企業に求められるビジネス成長性やグローバル展開された事業拠点への対応、多品種に渡る取り扱い製品のため複雑化した社内業務の効率化、また今後予想されるIFRS(国際会計基準審議会の会計基準)への対応に最適な情報基盤として「JD Edwards EnterpriseOne」を東洋炭素に提案し、採用に至った。導入にあたっては、ERP適合範囲を決定するフィット&ギャップ分析を実施後、同社の導入ノウハウにより約6カ月で構築、現在は東洋炭素の本社および国内複数拠点での利用が開始されている。

 今後東洋炭素は、国内外のグループ各社へ会計部分を横展開するとともに、「JD Edwards EnterpriseOne」の活用範囲を販売管理・生産管理領域へ拡大することで、「業績・営業・生産」情報の共有とスムーズな部門間の連携を進め、国内外全社の情報を「見える化」して経営判断の迅速化や一層の業務の効率化を推進する予定である。

 CSKシステムズ西日本は、今後も「JD Edwards EnterpriseOne」の「導入/保守サービス」の拡充に努めるとともに、ITライフサイクル全般に渡るサービスを提供し、顧客企業の経営課題の解決や業務効率化に貢献するとしている。

JD Edwards EnterpriseOne
http://www.csk.com/sys-nishi/services/list/enterprise/jdedwards/index.html

CSKシステムズ西日本
http://www.csk.com/sys-nishi/index.html

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CSK / Oracle / ERP / フィット&ギャップ分析 / SI / JD Edwards / 東洋炭素 / 大阪府 / 大阪市 / IFRS

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