[新製品・サービス]

EDIベンダーの独Seeburger、日本法人を設立、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2009年11月号)

2009年10月30日(金)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

EDI製品・サービス [ソフトウェア]

グローバルEDIのSEEBURGERが日本法人設立

企業間のEDI(電子データ交換)に関わる製品やマネージドサービスを提供する独SEEBURGERは2009年9月11日、日本法人Seeburger Japanを設立したと発表した。同社の製品は、国や業界ごとに異なる様々なEDIフォーマットや通信プロトコルをサポートする。阪急エクスプレスやD&Mホールディングスといった既存顧客へのサポートや、日本市場の開拓を強化する。

データ圧縮アプライアンス [ハードウェア]

NASのデータを圧縮する中小規模向け専用機

東京エレクトロン デバイスは2009年9月15日、NASのデータを圧縮するアプライアンス「STN-2100i」を発売した。クライアントやサーバーとNASの間に設置し、ネットワーク上のデータをリアルタイムで圧縮・伸張する。主要なNAS製品に接続でき、データの容量を2分の1から5分の1に節減するという。価格は2台のクラスタ構成で498万5000円。

メールサービス [システム]

1IDあたり10GBまで利用できるWebメール

NTTコミュニケーションズは2009年9月15日、メールサービス「セキュアICT Bizメール」を発表した。自動複製によるメール保護や、イントラネットからのみアクセスできるようにするなど、セキュリティに配慮する。WebベースだがAjax技術でメールクライアントソフト同様の操作性を実現した。月額料金は1IDあたり450円から(メールの保存容量が100MBのベーシックプランの場合)。

障害分析ソフト [ソフトウェア]

複数の監視システムと連携し障害情報を一元管理

日立ソフトウェアエンジニアリングは2009年9月15日、システム障害の原因を分析するソフト「RevenueMax Ecsia」の機能を強化したと発表した。メールでの通知機能を備える運用監視システムと連携するアダプタを開発。障害イベント情報をメール経由で取得し、要因を推測できるようにした。価格(税込)はソフトが630万円から(10ノード分のライセンス付)、アダプタが84万円。

クラウドサービス [システム]

ブラウザ経由で必要なITリソースを即時調達

エクシードは2009年9月16日、クラウドサービス「Libra」を発表した。ブラウザから必要なリソースを調達できるほか、サーバーの起動や停止、リソースの変更や削除が可能。テンプレートを活用し、一般的なサーバー構成によるシステムをすぐに導入できる。月額料金(税別)は1万2000円から(プロセサ:0.4コア、メモリー容量:1GB、ディスク容量:30GBの場合)。

データ品質管理ソフト [ソフトウェア]

日本特有の住所や氏名をクレンジング

インフォマティカ・ジャパンは2009年9月16日、データ品質管理ソフト「Informatica Data Quality 8.6.2」を発売した。顧客、製品、財務などの各データの品質を監視、評価、維持するソフト。新版はオプションでデータクレンジング機能を提供する。日本の住所や氏名の表記を統一し、顧客データなどの精度を高められるようにした。価格(税別)は4200万円から、オプションが470万円から。

アプライアンス [ハードウェア]

重複データの排除でディスク容量を効率活用

エクサー・コーポレーションとベル・データは2009年9月17日、ストレージ内の重複するデータを排除するアプライアンス「BridgeSTOR」を発表した。専用プロセサを搭載し、重複データの排除とデータの圧縮をリアルタイムで処理する。データを暗号化する機能も備え、レプリケーションなどによるデータ移行時のセキュリティ面にも配慮した。価格(税別)は360万円。

電子証拠開示支援ソフト [ソフトウェア]

国際訴訟に備えて電子情報を管理

UBICは2009年9月28日、国際訴訟時に必要な電子情報の開示を支援するソフト「Lit i View」を発表した。散在する社内システムやクライアントから文書ファイルやメールなどを収集し、証拠として保全する作業を効率化する。必要なデータを絞り込む多彩な条件検索機能を備える。カスタマイズによりグループ企業で異なるメールシステムでも管理対象に含められる。価格は500万円から。

収益性分析ソフト [ソフトウェア]

顧客、製品単位の収益性向上を支援

SASインスティチュートジャパンは2009年9月30日、収益性分析ソフト「SAS Profitability Management」を発表した。顧客ごと、製品ごとにコストや収益を把握し、精度の高い収益性分析ができる。コストや収益が発生したときにリアルタイムでデータを取得し、定義したルールに従い配賦する。顧客別や製品別、最小在庫管理単位別などの損益計算書を作成できる。価格は2000万円から。

クラウドサービス [システム]

仮想化技術によりネットワークのボトルネックを解消

ITコアは2009年10月1日、クラウドサービス「GrowServer2010」を発表した。サーバーとストレージ間の帯域を仮想化技術を用いて10Gbpsで接続。アクセス集中によるネットワークへの負荷を軽減する。スナップショットやデータ同期機能を標準で提供してデータを保護する。月額料金は1万円から(プロセサ:1コア、メモリー容量:1GB、ディスク容量:30GBの場合)。

シンクライアント [ハードウェア]

クラウドを想定したWebアプリケーション特化型端末

日本HPは2009年10月5日、シンクライアント「HP t5730wi Internet Appliance」を発表した。Adobe Flash 10やSun Java 6.14などをあらかじめインストールして提供し、導入後すぐにWebアプリケーションを使えるようにした。ハードウェアは同社のシンクライアント「t5730w」がベースで、ハードディスクやファンを搭載していないため消費電力を低減できる。価格(税込)は4万8300円。

サーバー [ハードウェア]

中小規模システムで仮想化環境の構築が可能に

日立製作所は2009年10月8日、サーバー仮想化機構「Virtage」を搭載するサーバーブレード「PCI拡張サーバブレード」を発表した。ブレードサーバー「BladeSymphony」シリーズの最下位モデル「BS320」向け製品。1サーバーブレードあたり最大8つの仮想マシンを実行でき、サーバー統合によるITコスト削減と省電力化を促進できる。価格(税込)は34万6500円から。

関連キーワード

東京エレクトロン デバイス / SAS / Informatica / 日立システムズ / ベル・データ

関連記事

トピックス

[Sponsored]

EDIベンダーの独Seeburger、日本法人を設立、ほか1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

PAGE TOP