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日本IBM、クラウド・コンピューティング実現に向けてのシステム管理ソフトを発売

2009年11月11日(水)IT Leaders編集部

日本IBMは2009年11月10日、複数の物理サーバーおいて、CPUやメモリーなどのIT資源を一元管理し、仮想化技術によって共有できるシステム管理ソフトウェア「IBM Systems Director VMControl System Pools for Power Systems V2.2」を発表した。同製品は、ユーザーのクラウド・コンピューティングの実現を支援するもの。

「IBM Systems Director VMControl System Pools for Power Systems V2.2」は、複数のサーバーのIT資源を集中管理することができるため、1つのインタフェースから管理できる。管理者は、1つの画面で、あるサーバー上で稼働する業務アプリケーションに対して今後資源不足が見込まれることを把握したり、そのアプリケーションを資源豊富な別のサーバーに移行させることが可能。

同製品を活用することにより、データセンター全体のIT資源を単一システムとして一括にまとめて資源のプールを構築して総量を最適化することで、資源の利用率を高められ、投資の抑制が可能となる。また、業務を一部のサーバーに集中的に配置し、業務の無いサーバーを停止して保守・点検するなど、データセンターのメンテナンスも効率よく行うことができる。さらに、社内に点在するIT資源の総量を一括管理することで、管理コストを最適化する。

同製品は、サーバーやストレージ、ネットワークの管理ソフトウェアである「IBM Systems Director」のプラグイン・ソフトウェアであり、オペレーティング・システム「AIX」を搭載のIBMのUNIXサーバー「IBM Power Systems」および「IBM BladeCenter」をサポートする。

また今後、同製品はIBMのメインフレーム用仮想化OSであるz/VMやx86サーバー用仮想化OSおよび他社UNIX OSに、来年以降順次適用される予定。また、ストレージやネットワークも含めた一元管理にも対応し、これらによって異機種混合環境におけるIT資源の一元管理と共有化を実現することが可能となる。

同製品の最小構成価格は50万円(税込)で、2009年12月11日より出荷される予定。


日本IBM
http://www.ibm.co.jp/

 

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