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ブロードアース、情報漏洩対策に最適なクラウド型サービス「Office Gate」を発表

2010年1月26日(火)IT Leaders編集部

各種サービスをクラウド型で提供するブロードアース(以下、BEI)は2010年1月25日、ロケーションフリーで安心・安全に業務を行うためのクラウド型シンクライアントサービス「Office Gate」の提供を開始すると発表した。

 シンクライアントには次のようなメリットがある。

  1. 外部記憶媒体を認識させないようにできる。
  2. 無許可のアプリケーション(P2Pソフトなど)を操作させないようにできる。
  3. ローカルにデータが保存できないため、クライアント端末の盗難・紛失による情報漏えいリスクを低減できる。
  4. セキュリティパッチやウィルス対策など、センターで集中管理できる。
  5. 端末の故障やリプレイスによる時間的損失を低減できる。

 上記のように、PCのシンクライアント化は情報漏えいを防止する上で非常に有効だが、従来のサービスでは採用する企業側に次のようなデメリットがあった。

  1. 専用クライアントPCの購入など、初期投資が高額になる。
  2. 認証をID/PWで行っており、“なりすまし”によるログインの脅威がある。
  3. Windows OS使用の場合、利用者が改ざんするリスクがある。

 「Office Gate」なら新たに専用PCを購入する必要はなく、既存PCに指紋認証付きUSBをさすだけでサービスが利用できる。指紋認証付きUSBの中には、専用OS、ネットワーククライアント、リモートデスクトップを搭載しているので、上記の課題をすべてクリアできる。また、開発中のWebカメラ監視を併用すれば、離席時のスクリーンセーバ起動機能も利用可能である。

 「Office Gate」のセキュリティは次のとおり。

  1. 専用OS : 専用のUSBメモリー内に専用OS(Linuxベース)をはじめとするシステムに必要なソフトウェアが含まれている。
  2. 生体認証 : USBメモリーに生体認証(指紋)を搭載している。
  3. シンクライアント : 各企業が使用している既存の業務アプリケーションをそのまま使用できる。
  4. IP-Sec VPN : 通信回線は、通常のブロードバンド回線を使用。VPNクライアントと「Office Gateセンター」の間にEnd to Endで自動的にネットワークを構築するため、必ずセキュリティが確保される。

 「Office Gate」の提供形態には、センターサーバ方式と宅内サーバ方式があり、最小規模が1ユーザーからと、フレキシブルな導入が可能である。

【センターサーバ方式】
 顧客の業務アプリケーションを、耐震に優れ、セキュリティ対策を施したOffice Gateセンターで預かり、一元管理する。

  • 業務アプリケーションをデータセンター内VMサーバ上のゲストOS(Windows、Linuxなど)上で実行する。
  • 社員はUSB内のリモートデスクトップクライアント(RDC)を使ってデータセンター内VMサーバ上のゲストOSに接続する。

 初期費用は、サービス構築費が12万9800円/契約、指紋認証付きUSBが1万8000円/本。月額費用は、サービス基本料が1万4000円/契約、ライセンス費用が3680円/ユーザー。オプションサービス(月額)は、OS利用料が1120円/ユーザー。
Office利用料は、Standardが1770円/ユーザー、Professional Plusが2310円/ユーザー。

【宅内サーバ方式】
VMサーバを顧客社内に設置し、既存業務システムと同じ場所で管理できるようにする。

  • 顧客社内にVMサーバーを設置し、業務アプリケーションを実行する。
  • 社員はUSB内のリモートデスクトップクライアント(RDC)を使って社内VMサーバ上のゲストOSに接続する。

 宅内サーバ方式の料金は、パートナー会社を通じての見積もりとなる。


ブロードアース
http://www.broadearth.co.jp/

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