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トレンドマイクロ、専用端末向けにUSBメモリ型ウイルス検索ツールを発売

2010年2月10日(水)IT Leaders編集部

トレンドマイクロは2010年2月9日、製造機器などの専用端末向けに、インストール不要なUSBメモリ型ウイルス検索ツール「Trend Micro Portable Security」(TMPS)を2010年3月31日より受注開始すると発表した。

検索エンジンとパターンファイルを内蔵したUSBメモリ(検索ツール)を対象端末に接続してウイルス検索・駆除・隔離を行うというもので、検索対象端末へソフトウェアをインストールする必要がなく、インターネットに接続していないオフライン端末でも最新のパターンファイルでのウイルスチェックが可能になる。

製品の標準価格は、2万4,800円/本(税別)。これは、新規購入時における1年間のスタンダードサポートサービス料金、ハードウェア保証を含む検索ツール1本あたりの使用許諾料金であり、新規購入時の最低購入本数は20本となる。検索ツール1本で複数の端末のウイルスチェックが可能。2年目以降引き続きソフトウェアのサポートを希望する場合は、1年ごとに契約の更新が必要となる。更新料は1万9,800円/本(税別)。

検索ツールは、検索プログラムをUSBメモリに内蔵しており、パターンファイルのアップデートや設定は、管理プログラムをインストールした管理PCに検索ツールを接続して行う。また、複数の検索ツールで実施したウイルス検索のログを1台の管理PCで一元管理することができる。なお、管理用プログラムをインストールする管理PCは、顧客自身が用意する必要がある。

利用方法としては、まず管理PCで最新のパターンファイルをダウンロードする。検索ツールを管理PCに接続してパターンファイルを更新した後、検索対象端末にUSB接続し、端末の画面上に表示されるメニューからTMPSのアイコンを選択してウイルス検索をスタートさせる。ウイルス検索が終了すると自動的にログが検索ツール内に保存されるので、再度検索ツールを管理PCに接続して、ログの閲覧・管理を行う。

検索ツール(USBメモリ)の主な機能は、以下のとおり。

  • 対象端末のウイルスチェック:検索ツール内の検索エンジンとパターンファイルで、対象端末内のウイルスを検索・駆除・隔離。
  • ログの保存:検索結果、検索日時、検索対象端末名などの情報を保存。
  • 検索ツールのウイルス感染防止:検索ツール内にウイルスが侵入しないよう保護される。検索ツールは読み込み専用で、任意のファイル保存はできない。

管理プログラムの主な機能は、以下のとおり。

  • パターンファイルのアップデート:インターネット接続した管理PCで最新のパターンファイルをダウンロードし、検索ツール内のパターンファイルを更新する。
  • 検索ツールの設定:検索対象端末内の検索フォルダの指定などの設定を行う。
  • ログ閲覧・管理:複数の検索ツールの検索結果や、一本の検索ツールで複数の検索対象端末を検索した結果を一元管理可能。

システム要件として、検索対象端末ではWindows 2000 Professional SP4(32bit版のみ)もしくはWindows XP Professional SP1/SP2/SP3(32bit版のみ)、およびInternet Explorer 6.0以上(端末において検索ツールを動作させるためのUI表示用)が必要。管理PCは、Windows XP Professional SP1/SP2/SP3(32bit版のみ)が対象となる。

製品詳細ページ
http://jp.trendmicro.com/jp/products/enterprise/tmps/index.html

トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/home/index.html

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Trend Micro / エンドポイントセキュリティ / 組み込み / USB

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