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NetIQ、Active Directory管理ツール「Directory and Resource Administrator 8.5」を発表

2010年2月20日(土)IT Leaders編集部

NetIQは2010年2月18日、Active Directoryリソース管理ツールの最新バージョン「Directory and Resource Administrator 8.5」を発表した。

「Directory and Resource Administrator 8.5(DRA 8.5)」は、Active DirectoryとExchangeを安全に管理するためのツール。DRAは、ADとExchange管理に必要な権限を細分化し、それぞれを個別で付与可能にする。また、その権限を行使する対象は、OUレベルではなく、グループや、さらに1ユーザーや1コンピュータなどに限定することが可能。つまり、管理者、権限、権限の行使対象の組み合わせで、とても詳細な権限の付与が可能。

付与された権限を行使した場合、すべての監査ログがDRAサーバーに一元的に保管される。また、管理者がどのような権限を誰に付与したかについても全て監査可能。これらは単に保管されるだけでなく、レポートツールを用いてレポートにできる。以前のバージョンでは、大規模環境の場合レポートが遅い問題が報告されていたが、DRA 8.5ではスケーラビリティを大幅に向上した新しいレポーティングツールである「NetIQ Reporting Center」を搭載し、作業が頻繁に行われる大規模環境であってもスムーズにレポートが取り出せるようになった。

DRA 8.5の特長は以下のとおり。

  • 300以上の権限、60以上の役割により、きめ細かな権限委譲を実現
  • Webコンソールにより、担当者やヘルプデスクに簡単に業務インタフェースを提供
  • ActiveView テクノロジーにより、権限行使対象オブジェクトのみを的確に管理
  • ADのバージョンによらず、ゴミ箱により削除されたオブジェクトの復元が可能
  • Active Directoryネイティブの高権限アカウントを劇的に削減可能
  • 権限委譲を含め、全ての操作を監査ログに記録するため、後日の追跡が可能
  • AD Lightweight Directory Service (LDS、ADAM) サポートにより、ADスキーマを拡張することなく属性の追加が可能
  • LDAPクエリによる詳細な検索が可能
  • LDAP互換のADSIプロバイダーにより、他社アプリとの連携が可能
  • NetIQ Reporting Centerによる多彩なレポート

これらの利点により、多くの企業で使用されているActive Directory基盤を安全に、そして効率的に運用できる。

DRA 8.5は、同日より出荷開始される。ライセンスは、Active Directoryに登録されたユーザオブジェクトの数以上となるよう、100ユーザーごと1シートの単位で購入が必要となる。価格は、1シートあたり25万6,000円(税別)。


NetIQ
http://www.netiq.co.jp/
 

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