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日本ネティーザがDWHアプライアンスのエントリー機種を2010年2月末に出荷

2010年2月23日(火)IT Leaders編集部

日本ネティーザは2010年2月23日、DWHアプライアンスのエントリ機種「Netezza Skimmer」を発表した。2010年2月末に国内出荷する。圧縮時データ容量が10Tバイトまでに限るなど、同社の現行機種「Netezza TwinFin」と比較して、より小・中規模向けとなる。2009年9月に製品ロードマップとして発表していた機種であり、今回、製品名と出荷日を明らかにした。開発会社は米Netezza。

 Skimmerは、現行機種のTwinFinと同様のハードウエア・アーキテクチャを備えたDWHアプライアンスであり、TwinFinと比べてハードウエア・スペックをより簡素化/小型化したエントリ構成をとる。処理ノード数の比較では、TwinFinがラックあたり12台×最大10ラック構成であるのに対して、Skimmerは1台となる。データ容量比では、TwinFinの最大1.25ペタバイトに対して10Tバイトとなる。

 主なスペックは、以下の通り。きょう体は高さ7Uのラックマウント型。クライアントからのSQLを受け付けるホストと、データ検索処理を実行する処理ノードは、いずれもブレード・サーバー機1台(処理ノードは専用アクセラレータ・カードを搭載)。搭載ディスク・ドライブは9台(うち1台はホット・スペア用)。ユーザー・データ領域は圧縮時10Tバイト。

 なお、SkimmerやTwinFinは、非対称型超並列処理(AMPP)と呼ぶアーキテクチャを採用している。データベース・サーバー(RDBMS)の背後にハード・ディスクと一体化したSQL検索ユニットを並列に配置する。ストレージ・ユニット側で検索処理を実行することにより、データベース・サーバーとストレージとの間のデータ転送量を削減し、検索速度を高めるという設計方針である。

 ハードウエアの構成要素としては、2009年10月に出荷を始めた現行機種のTwinFinから、ストレージ・ユニット部に米IBMの汎用ブレード・サーバーとストレージを採用している。これに、米Netezzaが開発したアクセラレータ・カード(フィールド/レコードの絞り込み検索などを担うFPGAエンジン)を搭載している。

 米Netezzaの国内1次販売代理店は、日本ユニシス、NEC、伊藤忠テクノソリューションズ、新日鉄ソリューションズの4社である(このうちNECでは、2010年4月から米IBM製のハードウエアをNEC製ハードウエアに置き換えた自社ブランド製品への切り替えを予定している)。

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