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日本HP、空調管理ソリューション「HP Data Center Environmental Edge」を発売

2010年3月9日(火)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2010年3月8日、データセンター全体のIT機器電力量の非効率性改善に寄与し、熱溜りの発見やレイアウト最適化効果の検証などを容易にする空調管理ソリューション「HP Data Center Environmental Edge」を発表した。また同時に、同ソリューションをユーザー環境に合わせて最適に設置するコンサルティングサービスを提供することも発表した。

「HP Data Center Environmental Edge」は、一覧表示モニターのソフトウェア「HP Insight  Environmental Observer」を利用し、データセンター内の各センサーから収集した温度、湿度、風圧等の全体イメージを一覧表示し、データの視覚化を可能にする。また、リアルタイムでのデータ確認が可能で、無線方式で各センサーが配置されることで、データセンター変更のニーズに即した設置や追加およびアップグレードが容易に行える。

同ソリューションの価格(200㎡区画、ラック60本、空調機3台での参考価格)は345万9,750円(税込)より。

同ソリューションの特長は以下のとおり。

  • データセンター全体の電力非効率性の改善
    HP Insight  Environmental Observerソフトウェアの利用により、ラックや床下などデータセンターの全体イメージが直感的にわかる一覧表示を通じ、データセンターから収集されたデータを可視化。また、リアルタイムでデータ確認が可能で、詳細データを確認する際は、ドリルダウンメニューにより効率的かつ詳細に該当エリアを調査可能。オプションにより、データセンター全体の消費電力を、サーバーなどのIT機器の消費電力で割った値であるPUEを常時表示する。
  • データセンター電力エネルギーの節約
    IT機器を効率的に配備することで空調の電力を節約し、同じ冷却設備でより多くのIT 機器導入を可能にする。
  • データセンター環境の改善
    エアーフロー管理、空調機の過剰設置、湿度制御、ラックの過剰冷却、フロアタイルの交換時の調整等、データセンター環境の非効率さを改善し、データセンター全体の電力消費の低減を実現。最長180日間の環境傾向のトラッキングを行う。
  • ダウンタイムの削減
    データセンターの変更が空気のフローや温度などに与える影響を可視化し、ラックの気流やバイパスを最適化する。主要データセンターにおけるインフラの電力量におけるベンチマーク業務を実施する。
  • 問題発生時の通知機能
    問題発生時には、運用者にアラートを電子メール、SNMPで発信。アラート情報 をSNMP経由で発信することで、他のシステムと通信が可能。
  • センサー設置の柔軟性向上
    各センサーは無線方式で通信を行う。これによりデータセンターの変更ニーズに即し、センサーの設置、追加およびアップグレードを容易に行える。

また、同ソリューションの発表に伴い、専門のデータセンターファシリティ技術者によるコンサルティングサービスを提供。ユーザーの環境を実地調査し、最適な「HP Data Center Environmental Edge」の配置設計についてアドバイスを行う。同コンサルティングサービスにより、「HP Data Center Environmental Edge」の効果を最大限に引き出す。

「HP Data Center Environmental Edge 導入コンサルティングサービス」の価格は、157万5,000円(税込)より。

日本HP
http://www.hp.com/jp/

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