[新製品・サービス]

日本PGP、新製品「PGP Key Management Server」を発表

2010年3月10日(水)

日本PGPは2010年3月9日、新製品である「PGP Key Management Server」を発表した。同製品は、組織内で使用されるあらゆる暗号鍵や証明書の、一元的かつ自動的な管理を目的としたもの。同製品を導入することにより、これまでのPGP暗号化プラットフォームによるデータ保護に加え、暗号鍵や証明書の管理も一元化できる環境が整う。また、新製品とあわせて、既存暗号化製品群のアップグレード製品として、「PGP Universal Server 3.0」「PGP Desktop 10.0」「PGP Whole Disk Encryption Workgroup Edition 10.0」「PGP Command Line 10.0」の提供を同日より開始すると発表した。

「PGP Key Management Server」は、強固な管理能力とポリシーの徹底が可能な点と、サードパーティのアプリケーションとの良好な相互運用性が特長。多くの企業において、異なる鍵管理システムが運用されているが、それらすべてを統合・自動化し、一括管理できるようになる。同製品のその他の特長は以下のとおり。

  • さまざまな環境をサポート
     ・非対称鍵、対称鍵、独自形式の鍵
     ・複数のプロトコル(KMIP、OPAL、IEEE 1619.3、PKCS)
     ・デスクトップ、サーバー、デバイス
  • 証明書の自動的な管理と配布
     ・プロビジョニング、有効期限や更新を含むライフサイクルの管理
     ・SSL、VPN、ワイヤレス アクセス、ほか

アップグレード製品の機能追加の概要は以下のとおり。

  • 「PGP Universal Server」:スケーラビリティの拡張
    複数のディレクトリ サーバーが参照可能になり、構築時の選択肢がより柔軟になった。また、クラスタリングがマルチマスター構成になり、プライマリ サーバーのダウンがシステム全体に影響することのない、より堅牢なシステムの構築が可能になった。
  • 「PGP Desktop」:ユーザビリティの向上
    Active Directory/LDAPの利用により、エンドユーザーに負担をかけずに登録作業を実施できるようになった。ユーザーがディスク全体暗号化のパスフレーズを忘れた場合でも、あらかじめ登録した5つの質問に回答するという簡単な手順によって、管理者を介さずにパスフレーズを復旧できるようになった。
  • 「PGP Whole Disk Encryption」:プラットフォームの拡張
    これまでの環境に加えて、Linux(Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux、およびCentOS)、Snow Leopard、Windows Serverに対応。また、Boot Campにも対応し、Mac OS XとWindowsまたはLinuxのデュアル ブートが可能になった。
  • 「PGP Whole Disk Encryption」:パフォーマンスの向上
    PGP Hybrid Cryptographic Optimizer Technologyにより、AES 128および256ビットの暗号処理が最適化され、最大で40%のパフォーマンスの向上を実感できる。
  • 「PGP Command Line」:Key Management Serverへの対応
    PGP Universal ServerおよびPGP Key Management Serverの連携により、柔軟な鍵管理システムを構築できるようになった。

各製品の価格は販売代理店での個別対応となる。


日本PGP
http://www.pgp.com/jp/

 

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