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オムロンが電源管理装置を発売 消費電力量を可視化してコスト削減を支援

2010年3月19日(金)IT Leaders編集部

オムロンは2010年3月17日、IT機器の電源をリモートで制御する装置「マルチコントローラRC3008」を発売した。8個の出力コンセントを備える1Uサイズの製品で、サーバーやストレージなどの無駄な電力コスト削減と管理者の運用負荷軽減に役立つ。

 オムロンは、IT機器の電源をリモートで制御する装置「マルチコントローラRC3008」を発売した。8個の出力コンセントを備える1Uサイズの製品で、サーバーやストレージなどの無駄な電力コスト削減と管理者の運用負荷軽減に役立つ。

 出力コンセントごとに消費電力量を測定できる点が特徴だ。専用センサーと集積回路を搭載し、消費電力量とそこから換算されるCO2排出量を測定できる。「これまではサーバーラック単位でしか消費電力量を把握できなかった。機器単位で消費電力量を把握することで、あまり使っていない機器を見つけ出し、個別に電源をオフにするといった細かい運用が可能となる」(電源機器商品部 企画開発部 主事 大河内頼行氏)という。計測値の精度も高め、「類似品の中には誤差が±十数%になるものがあるが、ハードウェアとソフトウェアのチューニングにより、測定値の誤差を±2%にとどめた」(同氏)。

 運用管理者の負担を減らすための機能も備える。機器ごとに電源のオン/オフを自動実施するスケジュール機能を装備。業務が停止する夜間だけ電源を自動でオフにできるようにし、管理者がその都度システムを終了する手間をなくした。電源オン/オフは1分単位、スケジュールは最大1年分まで設定できる。なお、電源をオフにする際は、システムを正常終了するための簡易プログラムを実施できるので、強制終了することはない。

 オプションで温度センサーも用意する。サーバーラック内の温度が一定以上になると自動で冷却ファンが起動し、温度が下がれば冷却ファンを自動で停止するような運用を可能にする。

 価格(税込)は23万6250円。年間1000台を販売目標に掲げる。

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