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日立がXeonブレード・サーバーの新機種、ブレード間SMPを可能に

2010年3月31日(水)IT Leaders編集部

日立製作所は2010年3月31日、ブレード・サーバーのハイエンド機種を発表し、同日出荷を開始した。Xeon CPU搭載機としては初めて、複数のブレード・サーバー機にまたがるSMP(対称型マルチプロセッシング)構成を可能にした。価格は、サーバー1台あたり税込みで178万5000円から。

 今回出荷した機種の名称は、「「BS2000」標準モデル用高性能サーバブレード」。ブレード・サーバー「BladeSymphony」のハイエンド・モデル「BS2000」向けのブレード2種類のうち、上位に位置し、CPUにXeon 7500番台(8コア)を搭載する。なお、同機種の下位に位置する「標準サーバブレード」のCPUはXeon 5600番台(6コア)で、2010年4月19日に出荷を予定する。

 今回出荷した高性能ブレードでは、CPUコア数の増加やSMP需要の高まりを受けたかたちで、Xeon搭載ブレードとしては初めて、ブレード間にまたがったSMP構成を可能にした。出荷開始時点で最大2ブレード(CPU4個、32コア)でSMP構成がとれる。今後、最大4ブレード(64コア)までのSMP構成をとれるようにする予定。従来、ブレード間SMPが可能な製品は、CPUにItanium2(IPF)を搭載した「BS1000IPFサーバブレード」に限られていた。

 同社製ブレード・サーバーの特徴は、個々のサーバー・ブレードが、独立して動作するサーバー機というよりは、巨大SMP機におけるCPU/メモリー・ボードのような位置付けとなっている点である。ネットワークI/OやストレージI/Oは、シャーシ内のI/O共有機構を介して利用する。ハードウエア・ベースのI/O仮想化機構を備え、I/Oの論理アドレスと物理アドレスの変換処理を高速化している。

「BS2000」標準モデル用高性能サーバブレードの外観

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