[新製品・サービス]

NEC、クラウド基盤対応スケーラブルHAサーバ「Express5800/A1080a」を発表

2010年4月10日(土)IT Leaders編集部

日本電気(以下、NEC)は2010年4月9日、最新の8コアプロセッサ「インテル Xeon プロセッサ 7500番台」を搭載したスケーラブルHAサーバ「Express5800/A1080a」を製品化し、同日より販売開始すると発表した。同製品は、販売に先行して、東北大学サイバーサイエンスセンターの大規模科学計算システムに、HPCクラウドのサービス基盤として納入された。

「Express5800/A1080a」の特徴は次のとおり。

■ 高性能

  • 8コアプロセッサ Xeon 7500番台を搭載。メインフレームやハイエンドサーバ開発で培った部品の高密度実装により、7Uの筐体に最大8CPU(64コア)まで拡張可能であり、従来比約2倍(「Express5800/A1160」との比較)の高い処理性能を実現。
  • トランザクション性能を測定する業界標準ベンチマークテスト「TPC-Eベンチマーク」において世界最高記録を達成(2010年4月8日現在)。

■ 高拡張性、柔軟性

  • 7Uの筐体内で4CPUサーバ1台、クラスタ構成の4CPUサーバ2台、8CPUサーバ1台など、システム規模や用途に応じた柔軟なシステム構成が可能。
  • 従来比8倍となる最大2TB(16GB DIMMを搭載した場合)までメモリ搭載が可能。仮想化でボトルネックとなるメモリ容量の制約を解消し、1台の物理サーバに多数の仮想サーバの構築が可能である。

■ 可用性を強化するサポートサービス

  • システム障害発生時に、ハードウェアとソフトウェアの区別なくワンストップでサポートを提供する「プラットフォームサポート」に対応。
  • 高可用性Linuxプラットフォームを実現する「Enterprise Linux with Dependable Support」の提供を新たに開始する。同製品は、スケーラブルHAサーバ向けに障害解析度を高めた専用ソフトウェアと、可用性・運用性を向上するミドルウェア製品群「MC SCOPE」から構成された高可用性を実現する新サービスである。
    価格は40万円~(税抜)で、2010年6月より出荷される。

各製品の希望小売価格は次のとおり。

「Express5800/A1080a-S」は、162万1000円~。出荷時期は2010年5月10日(XeonプロセッサE7520×1、メモリ4GB146GB HDD×2)

「Express5800/A1080a-D」は、256万9000円~。出荷時期は2010年5月10日(XeonプロセッサE7520×1、メモリ4GB、146GB HDD×4。1筐体に2台搭載)

「Express5800/A1080a-E」は、655万9000円~。出荷時期は2010年6月24日(XeonプロセッサE7540×8、メモリ8GB、146GB HDD×2)

「ExpressPortal」
http://www.nec.co.jp/exp/

TPC-E性能ベンチマークテストの比較
http://www.tpc.org/tpce/results/tpce_results.asp

プラットフォームサポート
http://www.nec.co.jp/service/support/pfsupport/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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