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NEC、省電力サーバ「Express5800/ECO CENTER」ラインアップを強化

2010年5月18日(火)IT Leaders編集部

日本電気(以下、NEC)は2010年5月17日、データセンター向けに大幅な省電力化と省スペース化を実現した新モデル「Express5800/E110b-M」を製品化し、同日より販売活動を開始すると発表した。同製品は、「インテル Atom プロセッサー N450」とNECが開発した共有電源ユニット「EcoPowerGateway(エコパワーゲートウェイ)」の搭載などにより、従来比最大70%(従来機種「Express5800/iR110a-1H」との比較)の省電力化と省スペース化の両立を実現している。出荷開始は2010年6月21日。

「Express5800/E110b-M」の特徴は次のとおり。

1. 最大70%の省電力化

  • 省電力プロセッサー「インテル Atom プロセッサー N450」を搭載して消費電力を削減。
  • 最大80台のサーバに電力供給が可能な共有電源ユニット「EcoPowerGateway」を製品化。高さ1Uのコンパクトな筐体に80 PLUS Gold認定(米EPRIの認定)を取得した変換効率92%の高効率電源を最大4台搭載し、冗長構成に標準で対応する。複数サーバから電源を共有することで電力損失を抑え、個々のサーバに電源を搭載する場合と比較して約10%(NEC算定)の省電力化を実現する。

2. 優れたラック収容効率

  • 高密度実装技術により、従来比70%の省スペース化を実現。3Uのエンクロージャに最大20サーバの搭載が可能であり、1ラックに最大240サーバ搭載する。
  • 床耐荷重500Kg/m2環境下において、1Uラックあたり従来比2倍の160サーバを搭載可能。
  • 通常サーバの稼働可能環境温度(35℃)より5℃高い、高温(40℃)環境下における稼働に対応。

3. 効率的な運用管理

  • リモートでのサーバ監視/サーバ制御が可能な「EXPRESSSCOPE エンジン2」を標準で搭載。これにより、CPUやメモリ、ファンなどの監視や電源制御、サーバ操作を、遠隔地から運用管理できる。また同機能は、OSの種類や電源のON/OFFに関係なく利用可能。

新製品と強化製品の希望小売価格(税別)は次のとおり。

1wayモジュラーサーバ「Express5800/E110b-M」の価格は、6万3000円~。
共有電源ユニット「EcoPowerGateway」の価格は、24万円~。

性能/拡張性を強化した省電力1wayラックサーバ「Express5800/E110b-1」の価格は、8万9000円~。出荷開始は5月17日。
仮想化対応を強化した2wayモジュラーサーバ「Express5800/E120b-M」の価格は、39万5000円~。出荷開始は6月30日。

同社は、データセンター向けに省電力を追求した1Uサーバ「Express5800/iモデル」と、ラック単位に電力の最適化を図る「同/ECO CENTER」を「Express5800/ECO CENTERシリーズ」として統合して継続強化し、今後海外を含めた販売で、2万3千台/1年間を目指すとしている。

なお、同製品は、2010年6月7日~11日に幕張メッセ(千葉県千葉市)にて開催される「Interop Tokyo 2010」に出展される。

Express5800
http://www.nec.co.jp/products/express/index.shtml

「Interop Tokyo 2010」
http://www.interop.jp/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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