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アイ・ティ・フロンティア、SAPアップグレードの調査分析ツール「Panaya」を採用

2010年6月17日(木)IT Leaders編集部

アイ・ティ・フロンティア(2014年設立の日本タタ・コンサルタンシー・サービシズに統合)は2010年6月16日、Panaya Inc.(本社:イスラエル)と日本で初めて戦略的システムインテグレーションパートナー契約を締結し、SAPアップグレードサービスに、Panaya社が提供するクラウドコンピューティング型のアセスメント(調査・分析)ツール「Panaya(パナヤ)」を採用すると発表した。

アイ・ティ・フロンティアのSAPアップグレードサービスでは、SAPシステムのアップグレード、およびそれに続く保守・運用フェイズにおいて、同社が三菱商事の基幹システム構築・運用で長年培ってきたノウハウとPanayaの機能を組み合わせ、迅速なアセスメントに基づく的確な提案を可能にする。同社の試算によれば、従来のSAPアップグレードに対して最大50%のコスト削減が可能。

同社は三菱商事グループへのSAP ERP運用支援に基づく独自の方法論により、SAPアップグレードにおいてアセスメントの実施から本番稼働後の保守・運用まで、総合的なサービスを提供している。現在、SAP R/3の保守期限が2013年に迫っており、SAP ERP6.0へのアップグレードへのニーズはますます高まってくると考えられている。

その一方で、従来のアップグレードの手法では、アセスメント作業は複雑かつ多岐にわたるため、アップグレードそのものに着手する前に時間がかかる、アップグレードに必要な作業の正確な見積もりが出せない等の課題があったことから、このプロセスを大幅に効率化するために、同社はSAPシステムのアセスメント・ツールであるPanayaを採用した。

Panayaは、独自のコード解析技術(米国で特許を取得)とクラウドコンピューティングを組み合わせることで、アップグレードをはじめとするSAPシステムのライフサイクル全般において、迅速かつ高品質な調査・分析を実施可能にするツール。アップグレードにおいては、影響を受ける機能、修正やテストが必要な箇所の抽出を、短期間で実施できるという。

同社では、2008年10月より複数のSAPアップグレード案件においてPanayaを利用し、その有効性を検証。その結果、ある案件では通常2~3カ月必要とするものがPanayaによって4週間で完了するなど、アセスメントの期間が大幅に短縮され、その品質についても問題がないことを確認した。

戦略的システムインテグレーションパートナーとして同社は随時、Panayaの調査・分析結果を入手することが可能で、これに基づき顧客に最適なアップグレードの提案を行う。また、アップグレードに続く保守・運用フェイズにおいても、これまでのSAPシステム構築・運用ノウハウとPanayaのアセスメント結果を融合したサービスを提案していく。

さらに、Panaya社が提供する新しいサービスついてもいち早く検証を行い、現行サービスに対しても日本のユーザー企業の立場に立った改善を要望していくことで、Panaya社と共にSAPアップグレードおよび保守・運用に関するサービスの向上に取り組んでいく。

「SAPアップグレードサービス」
http://www.itfrontier.co.jp/solution/menu/erp/sap_upgrade/detail.html

「SAPアップグレードセミナー」
http://www.itfrontier.co.jp/solution/event/2010/0712panaya.html

アイ・ティ・フロンティア
http://www.itfrontier.co.jp/

Panaya Inc.
 http://www.panayainc.com/

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