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日立情報、仮想化環境を提供する「おてがる仮想化パック」に2モデル追加

2010年7月21日(水)

日立情報システムズ(以下、日立情報)は2010年7月20日、サーバの仮想化環境の導入から運用開始までの一連の作業をワンセットで提供する「おてがる仮想化パック」の製品ラインアップを強化し、新たに「エコモデル」、「ノンストップモデル」の2種類のモデルを販売開始すると発表した。「おてがる仮想化パック」は、サーバ統合の設計から、仮想化システム構築によるサーバ統合、管理者教育、保守までをセットで提供するオールインワンパックなので、短期間に低コストで仮想化環境を導入できる。

これまでの「おてがる仮想化パック」は、顧客のニーズが高かった業務系やWeb系のサーバ統合に適した構成を取っていた。しかし、近年の仮想化システムの普及と技術の進歩に伴い、業務系・Web系からファイルサーバ、基幹系などのミッションクリティカルなサーバへと、仮想化環境を導入できるシステムの幅が広がってきた。一方で顧客のニーズも、開発・検証機の統合、部門サーバの統合といった小規模な仮想化から、会計システムなどの基幹システムや、DNSサーバ、ファイルサーバ、ログイン認証サーバなどのミッションクリティカルなシステムの仮想化へと多様化してきた。

こうしたプライベートクラウド構築ニーズの高まり・多様化を受け、日立情報では従来の「おてがる仮想化パック」を「スタンダードモデル」と位置づけ、機器構成を見直すとともに、利用ニーズ別に新たに「エコモデル」、「ノンストップモデル」の2種類のパックを追加した。それにより、製品ラインアップの強化を図り、多様化する顧客のニーズに適した仮想化環境を、短期間かつ最適なコストで提供する。

【エコモデル】(新モデル)
仮想ストレージ技術を活用し、コストと環境に配慮したモデル。
仮想マシン用サーバ2台で冗長構成を取りつつ、仮想ストレージサーバの機能を利用することで、物理ストレージを利用せずに低コストでVMwareが持つ可用性を高める機能を利用できる。開発・検証用など少しでもコストを抑えたい場合や、Webサーバなどデータの書き込み頻度が少ないサーバの統合、少しでも機器を減らして消費電力を抑えたい場合に適したモデルである。
開発・検証用用途サーバ、Webサーバなど参照系の多いサーバ、小規模部門サーバ、レガシーシステム延命等向き。
「エコモデル」の価格(税込)は、498万円。

【スタンダードモデル】
業務系サーバ、Web系サーバ、部門サーバ等に適している。小~中規模サーバ統合向き。初期コストを抑えることができ、中規模で仮想化システムを実現できる。
「スタンダードモデル」の価格(税込)は、735万円。

【ノンストップモデル】(新モデル)
停止できない重要なサーバを、仮想化により低コストで冗長化するモデル。
VMware 製品が持つフォールトトレランス機能(FT機能)を採用することで、仮想環境におけるダウンタイムを限りなくゼロにすることができる。DNSサーバや認証系サーバなど、少しの時間でも停止できない重要なサーバを含むサーバ統合に適したモデルである。
ファイルサーバ、認証系サーバ、ノンストップ業務を必要とする個別サーバ等向き。
「ノンストップモデル」の価格(税込)は、848万円。

全モデルともに、仮想化ソフトライセンスはVMware vSphere4 Advanced、ハード保守は3年(4年目以降は別途契約)、ソフト保守は1年(2年目以降は別途契約)。

なお日立情報では、2011年度(2012年3月)までに25億円(累計)の販売を目指すとしている。


おてがる仮想化パック
http://www.vsolution.jp/vmware/otegaru-pack/

日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/

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